正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

仕事へのやる気はフラットであるべき

こんばんは。

 

今日は会社で研修があった。採用数年目(ぼかす)の職員が自身の働き方について振り返るという謎研修だ。どうも毎年行われているらしい。いらない文明だ。

 

さて、標題に上がっている仕事へのやる気について。

 

今日は久しぶりに同期達が集まったわけだ。もちろん研修中以外誰とも話していない。

まぁそれはそれとして、気付いたのが私と他同期達の仕事へのモチベーションの乖離だ。

 

はじめに私が入社した経緯を話すと、大学の研究室に行くのが怠くなったので就職したくなった→しかし大学院に進学するつもりで大して就職活動をしていなかった→なんとか受けられそうな会社を1つ受けたら通った という如何にも志の低い流れである。だから仕事に拘りも何もなかった。

 

その文脈もあり、私は入社当初やる気がない勢だったと思う。入社当時の研修では「仕事はお客さんから言われたことでもどこまでやるか線引きが必要」と言い放ち、まわりの受講生には「いや、何でも頑張ることが大事だと思う!」と言われたりもした。

協調性を身に着けるための研修でも「みんなで頑張ることに何の意味があるんだろう」と思っていたし、実際表現は変えつつもその旨は話していたと思う(今思うとヤバい奴感がある)。

 

しかし、今回同期達と話をしていると「余計な仕事は振られたくない」「いかに仕事を断るかが仕事、みたいなところがある」といった発言が聞こえた。あと、「忙しいから○○できない」という言葉を使いたがっていた。

 

自分から何もしない方が得とまで言い始める始末。

こいつら、落ちてきたな(確信)

 

でもな、私は忙しいという言い訳だけは使わないのだ。ミクロな視点かもしれんけど私の周りにいる「忙しいから」って言い訳を使う人間って結局時間があっても何もやらないのだ。

 

私は採用されてから、仕事に対するやる気というのはずっとフラットだ。対して彼ら同期は採用されてからのやる気は私より格段に高かったはずが、落ちるに落ちて私と同じかそれ未満のところまで行っている同期もいるのではないか。

 

なんだか滑稽だと思う。私より志高く入社した人たちが、やる気のなかった私と同じかそれ未満にまで落ちていくのだ。私とは違い、忙しいとかそういうことはちゃんと考慮して入社したんだよね?また、いかに就職活動における面接が無意味かがわかる(面接官が無能ということではなく、システムの問題だと思う)。

 

採用時にどうかだけでなく、採用後のマネジメントの結果でもある。そういう意味では私は上司に恵まれているんだなぁとしみじみ思ってしまう。人材教育の大事さをここで知ってしまうとは思わなかった。

 

さて、いくつか苦言を呈したい。

 

一つ目は「何もしない方が得」という考え方についてである。要は弊社は何もしないでも階級は上がっていくし、余計な仕事はしない方がマシという考え方である(そんな会社なん)。確かに何もしないで給料が上がるならリスクとコストをかけて行動するのは馬鹿げている。実際私の職場にもサボりつつも大金をもらう人がいる。

ただ、逆にこうは考えられないだろうか。動かない人も階級が上がり給料も上がるということはガンガンリスクを取って動いても良いってことじゃないか?つまり、自分から積極的に仕事して多少失敗しても、働いてない人と同等の給料が保証されているということである。

個人的には会社に守られつつ会社の資源を利用しながらサイクルを回すのが現代の強い生き方だと思う。

 

実はこれについては研修中に言ってみたのだが、「その保証もいつまで続くか分からないじゃないか」と反論された。それを言うなら何もしないでも階級が上がる保証もなくなる。そこまで指摘するのは嫌われそうなので辞めた。

もちろん言うまでもないが無意味な仕事は受けるべきではないしガンガン叩き潰していくべきである。

 

二つ目。この人たちは忙しいことを問題としてとらえているが、それに対して自分がどうアプローチするかが全然考えられていないのだ。研修の最後に「これから自分はどうしていきたいのか」ということを紙に書いて皆に見てもらう時間があったのだが、蓋を開けてみると「何か資格を取りたい」「ライフワークバランスを大事にする」といった具体性のないことが書かれていて腰が抜けた。まぁ私は私で具体的すぎて空気が読めていない感があった。

 

これを私は問題→課題→解決のプロセスを考える気がないということだと思ってしまう。問題を問題と捉えているのに解決しようとしない姿勢。そもそも研修だから仕方がないのかもしれないが。

 

とここまでグダグダ書いてきたが、私も今のフラットなやる気がいつか地底まで落ちるかもしれない。その時には笑ってほしい。もしかしたらこんな風に言えるのは比較的時間に余裕のある部署だからかもしれないし。でも、私は時間に余裕があるからこそ手抜くのではなくバランスを保ってお客さんのためになることを新しくやっていきたい。

 

とりあえず明日は自主企画の日なので頑張ってお客さんを楽しませよう。