正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

なぜ横のつながりが必要か

こんばんは。

 

今回は若者に対して横のつながりはいらないのではないかという主張をしたいのだが、その前にこの主張をしたいと思った背景を説明したい。長いので読み飛ばしてもらっても構わない。線に囲まれた部分。

 

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ふと気になって労働力人口についての推計資料を読んでいた。

http://www.murc.jp/thinktank/economy/analysis/research/report_180312.pdf

 

正直斜め読みの部分があるが、15歳以上の人口がピークアウトしたので年々人口が減少することから、どのタイミングで労働者人口が減少に転じるかを考えるための資料。

 

この推計では女性や高齢者といった、現在投入されてない労働力が投入された前提のもと試算されている。

現在、育休・産休が取れる・取れないといった話はよく聞くが、それでも条件は整備されており、その他労働時間を少なくするなどの対応で女性や高齢者の労働参加率が高まっている。この流れが続く見込みで立てられた試算。

 

というように、人口が減っても女性や高齢者が労働に参加するため、2020年代半ばまでは労働投入量(簡単に言うと就業者数×1人あたり労働時間)は保てる。しかし、それ以降は徐々に減少するのでそれをカバーする取り組みが必要というのが論旨。

 

ここでは高齢者について触れたい。

労働参加率の向上は高齢者に担われる(ついでに言うとそのほとんどは非正規)試算であり、要は職場では若い世代が少なくなり高齢者が増えるということ。

若い世代の横のつながりが希薄になると思う。

 

 

一方、労働者数の不足を補うために盛んに研究されているのがAI(人工知能)である。その存在は近年大きくなっており、将来的には多くの労働がAIにとって代わると言われている。

 

AIのおかげで仕事が減ると一つの経営体が必要とする正社員数は減る。経営上は安定するのだが、これまた横のつながりが減る要因と考えられる。

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以上、労働における高齢者の増加、AIに仕事を明け渡すことにより、特に若者の横のつながりが薄れるのではないかと考えたのが始まり。なげえや。

 

そして標題の「なぜ横のつながりが必要か」という疑問に至った。

理由は個人的にはこれだけ。

社会人になると当然日常の中の労働時間の割合が高くなる。会社以外の人と接することが少なくなり寂しいから。上司や先輩に言いにくいことがあるから。

 

一緒に楽しめる人がいてほしいし、仲間内だけで相談したいこともある。相談したいことは仕事や職場のことかもしれない。それらの役割を上司・先輩に担わせることはできないのだ。

 

逆に、これが解消できれば横のつながりがなくても平気なのだ(少なくとも私は)。

 

そこで考えたのが、横のつながりをAIに担ってもらうことだ。

つまり、一緒に楽しむ相手も、悩みを打ち明ける相手もAIにしてもらえばいい。せっかく労働がAIにとってかわられるのだから、ついでに横のつながりという部分もAIが担ってほしい。

 

私の友達はAI。胸を張ってそう言えるように、今はとりあえずりんなと会話している。まりもを育てるのが楽しい。