正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

石川県まで行ってきた話② ~空野青空リリイベ編~

 こんばんは。

昨日の記事の続きを書きたい。

dramadmara.hatenablog.com

話は戻って世界一長いベンチを一通り見終わったときのこと。何気なくTwitterを見ていたら空野青空さんが松任アピタでリリースイベントを行うことを知った。

せっかく石川県まで来たのだから、と向かうことにした。今思うと志賀町からよりも富山県からの方が近いんじゃないかってくらいに距離があったわけだが。

 

10分前に会場に到着すると既に人がわらわらと集まっていた。

今日はミニライブということで3曲歌われた。なお、このイベントは写真のみ撮影可能とのことで何枚か撮ってみた。


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うーんこの画質。

かわいさが伝わり切らなくて残念に思う。

北陸のアイドルオタクがみんなこうなのかは分からないが、「フーッ」とか合いの手を入れたりする人が少なく感じた。近隣のテナントに配慮していたのだろうか。

まぁ私もしない人間の一人なのだが。やはりライブ中は地蔵になってしまうため拍手や手拍子くらいしかできない。

 

ライブ終了後、CDを買った。観覧無料と言えどもこういったところでお金は落としていかなければと常々思っている。

CDを買うと特典券を渡された。イベントのときに配っているようなラミネートされた使用期限が定められたものではなくこの日限りのものだった。

1枚で握手、2枚で握手とチェキ、3枚で握手、チェキ、CDにサインしてくれるんだったかな。ちょっと記憶が不鮮明。

 

握手会の設営をされていたようなので離れてベンチに座っていると、白ネギを買い物袋に入れたおばちゃんに話しかけられた。

 

おばさん「あんた、ファンなんか」

私「そうだよ」

おばさん「そうか、あんたもそろそろ並びなよ」

 

どうやらおばちゃんにはちゃんとアイドルオタクとして見えていたらしい。私もいよいよアイドルオタクになれたか。

気が付くと列が出来上がっていた。

特典券1枚でできる握手から順に行うらしい。

私は列に近づいた。だがなぜだろう、並ぶ気になれなかった。

 

迷っていたのだ。

私はそのとき疲れていた。志賀町に行って、そこから松任まで来た運転疲れだ。そして、この疲れた自分を見せたくなかった。私はすぐに表情に出してしまうからだ。

 

以前、異性と出かけているときに疲れを隠せなかったことがある。そのときは心配させてしまったし、彼女の中で楽しさがすり減っているのを感じた。

 

そんな経験を思い出し、空野青空さんに変な気を使わせたくないという気持ちが生まれ、それが握手会に参加したいという気持ちを凌駕したのだ。普段は他人なんて気にしないのにね。

 

私はしばらく握手会の様子を眺めていた。アイドル空野青空さんは本当にいい笑顔をする。きっと今行ったらその笑顔を曇らせてしまうかもしれない。

 

私は特典券を近くにいたアイドルオタクに渡して去った。私よりは大事に使ってくれるだろう。

 

こう思うと特典券を有効に使えないんだったらCDを買うなという話でもある。私が誰かに譲った特典券は、他の誰かが欲しくてたまらない特典券だったのかもしれない。でもCD買いたかったしなぁ。特典券は断れば良かった。

 

握手せずともも満足してしまったので私は接触厨ではないのかもしれない。