正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

これをデートと呼んで良いなら、平成最後のデートをしてきた



んなわけねぇだろデートじゃねぇ。

 

こんばんは。

日曜日にももクロ春の一大事2019に参加してきたので報告したい。

www.momoclo.net

 

この春の一大事というイベントは一昨年から始まったもので、ももクロが色んな地域に向かってLIVEを行うイベントである。

今回は富山県黒部市にやってきた。連日ももクロ関係のニュースが紙面を彩り、歓迎ムード満開だった。

今回の春の一大事の経済効果は3億円とも言われるくらいだし、地域への恩恵が強すぎない?


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なぜかは分からないがチケットをもらえることになったので、同じ境遇でチケットをもらった職場の同僚と行ってきた。こういうチャンスは飛び込まないとね。

その同僚とは今年初めて一緒の職場となってまだ仲良くないのが不安ではあったが……。

その同僚はおとなしい性格で、あんまり前に出たがらないタイプだと思っている。職場の席が離れており、なかなか話す機会がない。かわいらしい女性だ。顔は虹コンを卒業した奥村野乃花さんに似ていると思う。いや、似てないかも。

こういう書き方をしているといつもの婚活記事と勘違いされそうなので先に言っておく。彼女には溺愛する彼氏がいるし、私にも変な期待はない。

 

当日を迎える前に軽く打ち合わせをした。その際彼女は9時に会場入りしたいと言っていた。特に予定もなかったので了承したのだが、開場は9時から、LIVE開始は15時30分で、彼女の張り切りぶりに驚いた。

だが、この9時入場というアイディアは結果的に成功だったのかもしれない。

 

また、彼女は開催までにLINEでどのようなグッズが発売された、される予定かなどを教えてくれた。

宣伝隊長か?

土曜日にはその日のセットリストが送られてくるなど気合いがひしひしと伝わってきた。正直私と彼女の間でこのイベントにかける準備・意欲に温度差があったのかなーと思った。

 

当日。

家から会場へ向かう途中に彼女の家があるので、近くまで行って車で拾っていくことにした。

さすがに家まで迎えに行くのはお互い嫌だし目印になる場所で待ち合わせ。

 

忘れ物をしたという連絡を受けて待っている間に雨がポツポツ降ってきて少し不安になった。LIVEの最中に降っていたら嫌だな。

彼女は小走りで車に向かってきた。普段仕事中は髪を後ろでしばって眼鏡をかけているのだが、その日は髪を縛らず裸眼だった。普段見ない姿を見られて新鮮だ。

 

車内では仕事の話、職場の人の話、GWの話……。極力当たり障りのない話をするように努めた。「こいつ私に気があるんじゃねーか」的な勘違いをされると今後の職場生活に響きそうじゃん。だから突っ込んだ話題はあまり選ばなかった。

まぁ席離れているし別に良かったのか。

 

会場近くまで来てやらかす。道を間違えた。若干空気がグダグダになるも、なんとか会場へ向かう道へと抜けることができた。ちゃんと調べろって話やね。

今回隣りに座っているのが職場の同僚で良かった。

こういうグダグダを好きな女性の前でしてしまうと次回のデートにつながらなさそうだけど、今回は相手が同僚だからセーフ(謎理論)。

 

車を停めて駐車場から出ると、あまり人がいない。

用水路を脇に歩いていると、彼女は不安そうな顔になった。最初は意味が分からなかったが、コンタクトをしてこなかったらしい。

事前準備の気合いの入りようとのギャップに驚いた。なんであんなに気合いが入っていたのに眼鏡もコンタクトもしてこないのか。

ももクロ見えへんやん。両目が裸眼で日常生活に困らないのでよく分からないがよく集合場所まで歩いてこれたな。車道側を歩かせるべきではないのだろうが、車道側を歩かせた。車いないし。

 

受付の場所が分からず右往左往するも、腕に紙のリストバンドをつけて入場。よくフェスとかで着けられるやつね。受付に向かう途中に会場が横目に見えてはしゃいでしまった。

「あそこでももクロが歌うのかな」

「どこら辺で見ることになるんだろう」

中学生みたいにはしゃぎあった。

 

ウォー太郎パークへと向かうことにした。そこでは無料イベントや食事のテナントがある。そして物販もある。

 

9時入場の恩恵として、物販スペースが空いていて、商品も豊富だった。これ、後で見てみたらSOLD OUTになっている商品も多かったので、早く来て良かったという感じ。サイリウム買っておけばよかった~。私はタオルとクッションを買った。

ここまで話してこなかったが私は紫の高城れにさんが好きだ。笑顔めっちゃ可愛くない??


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グッズを買ったあとブラブラしているとももクロのパネルと車。なんで車だったんだろう。

車のナンバーには桃のステッカーと96。ももクロってことだよね。ちなみに同僚はそれをみて富山583や「て」に意味を見出そうとしていたけど、たぶん意味ないと思う。

 

ももクロカーの向かい側にはガチャ。1回するのに300円かかるガチャで、缶バッジやアクリルキーホルダーが景品となる。理由はよく分からないが、300円をコインと交換して、そのコインを使う。


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2人でやってみることにした。

最初私はハンコとアイマスクを手に入れた。彼女は缶バッジを手に入れた。

ガチャは悪い文明。

彼女は缶バッジを引いた。それはもう何度も引いた。

ガチャは悪い文明だ。缶バッジしか引けずに彼女は引き返せなくなった。

最後の一回は私も再度ガチャに参加した。なんだかかわいそうだったので、もし缶バッジを彼女が自模ってしまった場合に交換しようと提案した。

 

結果は彼女がアクリルキーホルダー、私は缶バッジを手に入れた。彼女は本当に嬉しそうな顔をして「よしっ」とつぶやいた。

「よしっ」は確かにそうなんだけど私の自摸はそんなに意味がなかった……。

 

そうそう、ガチャブースの近くはガチャの景品を交換しようと自分の当てた景品を持った人たちで溢れていた。まるで大阪西成の露店的な雰囲気……。

 

一旦トイレタイム。同僚がコンタクトを入れる時間でもある。時間がかかるだろうと高を括って辺りをうろちょろしていたのだが、すっかり彼女を待たせてしまった。

団体行動向いてない。

 

感動したのがVR体験。人生で初めてのVR。めちゃくちゃ並んだけど楽しかった!正直画質が微妙ではあったけどお客さんの顔まで識別できるのはすごい。臨場感が確かにそこにはあった。惜しむらくはゴーグルがやや重いかも。こういうのもっと商品化進めてほしい。操作性は良かった。


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VR体験に並んでいるときに無料イベントエリアではオープニングトークが始まった。牧野ステテコという芸人が富山県黒部市出身らしくMCとして場を沸かしていた。

同僚はとてもそちらが気になっていたようだ。ということでVR体験が終わった後にステージエリアへ向かった。


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無料イベントは地方アイドルやパフォーマーを観覧することができる。

途中から見始めたのだが、その時にやっていたのがビエノロッシ。富山のアイドルだ。立山をテーマにした歌(?)を歌うなど、地元に寄り添っていくスタンスのようだ。

いや、立山をテーマにするってなんやねん。

 

そういったアイドルたちを冷ややかではなく優しくレスを返している同僚の優しさに感動した。

レスポンスは義務ではないけど、あった方がアイドルも安心するよな。

 

ある程度見てから、お昼ご飯を食べることにした。ここで食べたかったのがハットグ!

みんなインスタとかTwitterに上げててすげーうまそうで食べてみたかったんだけど、まさか富山で食べる日が来るなんてね。

中身はモッツァレラチーズで、かじると口からチーズが伸びる。見た目に楽しいし美味しいしで言うことないよ。カロリーは高そうだけど。

 

食後に運動がてら下まで降りて地域の物産を見て回る。上の方には今まで春の一大事を開催してきた富士見市東近江市のブースがあった。次は黒部市も出店するのだろうか。

地域の物産で面白かったのが「高城れにちゃんと握手した手で捌いた猪肉!」という触れ込み。言いたい放題やん。猪肉はさっぱりしてい美味しかった。ジビエ料理特有の臭さはあまり感じられなかったんだけど、下処理大変だったんじゃないかな。


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もう一度上に戻ってアイドルを見ていたのだが、ここでみた「あゆみくりかまき」というアイドルが印象に残った。

それはもう一生懸命大きな動きでステージを駆けていた。一生懸命というよりはむしろ必死さに近いかもしれない。

彼女らの言葉で印象的だったのが「前回のTIFでももクロさんと同じステージに立つことが目標。今、会場は違うが同じ空気を吸っている……」といった言葉。

やはりももクロは同じアイドルからも目標とされる大きな存在なんだと思った。彼女らもかつて追いかける側だったのが、追いかけられる側になってしまっている。

この駆け抜ける感じは、この子たちの将来を見てみたいという気持ちにつながった。

 

dramadmara.hatenablog.com

 

 

やんやしているうちにももクロのLIVEの時間が迫ってきた。トイレ全然すいてなかったんだよな。

そして入場口が分からない。まーたグダグダしてしまった。が、INFOで情報収集して事なきをえた。こういうグダグダは(略)

 

入場して席で待っていると、同僚はサイリウムを取り出した。

 

乃木坂の。

 

浮気やん。

 

LIVEが近づくにつれ、お互いの口数は減っていく。LIVEのことばかり頭に浮かぶ。お互いがお互いに眼中にない。


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急にBGMが鳴りやむ。LIVEの始まりだ。ももクロの4人がステージに出てきた。

初めて高城れにさんを見た時の胸の高鳴りをときめきと呼べないなら、私はこれまで、そしてこれからもときめきというものを知らないだろう。

 

実は席がかなり良い所で、4人が肉眼で観れるレベルの場所だったんだよね。もちろんモニターでも見るけど。

ももクロメンバーが観客に手を振る度、私たちも手を振った。曲に合わせて腕を突き上げる。これほどまでにサイリウムを持ってこなかったことを悔いる日はないだろう。

 

ももクロのパフォーマンスにはとても余裕を感じられた。あゆみくりかまきの一生懸命さとはまたベクトルの違うステージとなっている。どちらが良いとかそういうのはないんだけどね。ももクロのは楽しさを作るだけじゃなくて、魅せる感じ。

 

途中雨が降っていたが全然体が冷えない。体が熱っぽい。熱にうかされるってのはこういうことなのかな。

 

高城れにさん、笑顔がかわいい(二回目)。

同僚の子もれにさんが良いらしく、手を振られる度に「れ”に”ち”ゃあ”あ”あ”あ”あ”ん”」と叫んでいた。

 

ただ、LIVEを通して思ったのが、虹コンのLIVEを見た時ほど嬉しくなかったということ。きっと偶然チケットを入手したってのもあるし、ももクロのLIVEがダメなわけではない。むしろ最高だった。受け手の自分の問題。

やっぱり本命のアイドルだけは違うってことなんかな。

 

帰り、淡々と運転して帰った。余韻に浸るも、翌日から仕事だということを思い出し気分が萎える。そんなことを考えないのが人生を、今を楽しむコツなんだろう。

その日は疲れてすぐ寝た。

 

今振り返ると異性と1日過ごすのは久しぶりな気がする。

事前準備を入念にしていれば避けれたであろうミスばかりなので次(本番)は大丈夫だろう。平成最後に楽しいイベントに参加できてよかった。