正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

友人のメンヘラが治っていたのかよく分からなかった話

こんにちは。

 

「久しぶり!お盆に一緒にご飯いこーよ!」

数日前、なんだかんだもう会わないだろうと思っていた友人からLINEが来た。お前、生きていたのか。

誰かというと高校の同級生で、詳しくは以下の記事を読んでほしい。要約すると、恋愛依存傾向のあるメンヘラ女性である。

 

dramadmara.hatenablog.com

 

dramadmara.hatenablog.com

今振り返ると記事に書いてない部分が多いなって。取り上げる回数は多いんだけど。

 

 

「このお店行ってみたい!」

貼り付けられたリンクを見て思わずふふっと笑ってしまった。

くっそ高い店を提案しやがる……!

しかし、友達なので当然ワリカンだし身構えなくてもいいだろうと思い「いいよ。奢りはせんけどな」とそれでも完全に保身に走った返信をした。あまりにも小さい男である。異性相手にこんなことをしてはいけないと強く言っておきたい。

 

そんなやり取りがあった気がするけど、お盆は人がいっぱいでそのお店の予約が取れなかったのである。よって繁華街をブラブラして入れるところに入るということになった。会ったのは一昨日の8月13日だ。

 

待ち合わせ場所は駅前のショッピングモール。最近は熱中症の人が現れるほど温度・湿度が高く、空気が重いので本屋でタウン情報誌を読みながら時間を潰していた。そのうち彼女から着いた旨の連絡が来て、モールの一階で集合することになった。

 

人が少ないモールでも見つからずに焦ったが、無事落ち合った。彼女は髪をばっさり切っていて、それ故に見つけにくかった。2日前に切ったらしい。ワカメちゃんみたいだと煽ったら「いや、ワカメちゃんの髪形は外はねが云々……」と返されて面倒くさかったので、女性の髪形は素直に褒める方が良いと学んだ。

 

街には人がまるで夏場のハエのように溢れていた。やはりお盆は人が多いらしく何軒か断られたが、あるお店に入ることができた。それが焼肉ともつ鍋のお店。実は以前行ったことのあるお店。

 

dramadmara.hatenablog.com

 

空いているお店がないとはいえ、このお店のチョイスは良くなかった。夏に焼肉や鍋なんて食うもんじゃねぇ。顔面に当たる熱気が熱い、というかもういっそのこと痛い。

露骨に友人がイライラしていて、やってしまったなと思った。\ ヤッチマッタナ! /と心の中のクールポコが騒ぎ出した。

彼女曰く周りの客の声が鳥のようにうるさいこと、店員の配膳が行き届いていないことが気に障ったらしい。

口ではそう言っているけど、そう思ってしまったのはこの店が暑いからに違いない。二人してポタポタ落ちる音がするくらい汗をかいた。

「なんで室内でこんなに暑いんだ」と二人して憤りを感じていたが、このお店が熱くなるのは当然で、入ってからそれを言うあたり二人ともバカなのだ。

 

結局暑さに負けて適当に済まして足早にお店を変えた。

夏に焼肉は人を連れていくところではないと学んだ。

 

いや、それは今回の話のメインではなくて。そのときの会話というか、話しぶりから彼女の印象が変わっていたのだ。そうそう、焼肉で暑かった話よりこっちが主題。

 

どうも彼女のメンヘラ感はパッと見て軽減されていた。話を聞くと彼氏と同棲を始めたらしい。同棲を始めてから心境に変化があったようだ。

 

 

前の記事で彼女をメンヘラと見た理由を4つ述べた。

①色んな人に構ってもらいたい

②「寂しい」という気持ちが強すぎる

③奇天烈な行動

④恋愛依存傾向

 

これらが同棲により解消されていることが分かった。彼氏と同居だから彼氏にいつでも構ってもらえるし、寂しくはない。だから奇天烈な行動を取る間もなくいられるのだ。メンヘラを解消するには安心が必要なのかなーと思った。

 

実は彼女は今まで30歳までに結婚したいという思いが強くて、それ故に彼氏を困らせたりしていた(これは今まで書いてなかったかも)。しかし同棲してからはそんな思いもなりを潜めて彼氏と共同生活を送っている。

この結婚への意識の変化が面白いと思う。彼女が本当に欲しかったのは結婚ではなく、一緒にいられる安心だった。

 

恐らく彼女の「結婚したい」は本当は「結婚という制度を利用して彼を縛りたい」という意味だったんじゃないかな。自覚していないだろうけど。

でも同居をすることで安心感を得て、縛る必要性がなくなった。

 

とここまで書いて気付いたが、彼女は根本的には何も変わっていないのではないか。多分寂しさに対する強度は上がっていない。同棲が対処療法になってしまっている。恐らくそれが終わるとまた同じように病む繰り返しになってしまう。あれ?メンヘラ治ってなくない?

 

昔どこかの界隈で言われていたことだが、我々はもっと時間を色んなことに分散しなければいけないのではないか。彼女の場合はもっと趣味や勉強に時間を割けばいいのだ。っていうか昔の記事でも書いてたわ。

 

依存先は複数あれば一つ潰れても他を頑張ることができる。しかし、彼女はそれが恋愛にしかない。恋愛株を一点買いしている。

 

女性のメンヘラが目立つのは「無趣味で恋愛くらいしかすることがない」という人が男性より多いからかもしれない。マッチングアプリで趣味:カフェ巡りが溢れる時代だし無趣味な女性は本当に多いと思う。そうなると勉強・仕事以外で自信を持てるのが恋愛だけになってしまう⇒恋愛がダメになると自分のすべてがダメになる。

自分のすべてがダメになってメンタルがまともな人はいない。

 

同棲は対処療法にしかなっていないけど、むしろこの対処療法が使えるうちに時間の分散先を探した方が賢明だろう。英語勉強したいとか言っていたし、素直に始めればいいと思う。

 

次に会うときはメンヘラが完治した彼女に会いたい。