こんばんは。
あるツイートを見て色々思い出したので記事にしたい。婚活は底なし沼だと思うが、自らその沼に入水する人も多いんだよなぁ。
保険扱いされる男
婚活の相談にのっていて最初の頃驚いたのは彼氏がいるのに婚活をしている女性比率の高さでした。彼女たちのなかで婚活は浮気には入らないらしいです。今の彼氏をもっと良い条件の男性がみつからなかったときの保険扱いしている時点で結婚しても幸せには慣れないと思います。
— ひかりん@婚活コンサル (@hikarin22) August 18, 2019
上で触れたあるツイートとはこのことだ。ひかりん@婚活コンサルさんは煽りが痛快で好きなのでフォローしている。最近ネタが少ない気がするけど。
で、このツイートはまさしくそうだと思う。そうだと言うのは彼氏がいながら並行で別の男性を探す女性が存在すること。実際にそういう女性は何人か知り合いで見かけた。
一番印象に残っているのが結婚間近にペアーズを始めた女性だ。
ある日、何気なくペアーズの新規会員を眺めていると、見かけたことのある女性がいた。いや、顔はうまく隠していたのだが、どこかで見たことのあるシルエットが写っていた。これはAではないだろうか。
Aはかなりの美人である。どれくらい美人かと言うと、街を歩けばほとんどの若年男性が振り返る位には美人だ。通行人みんなの首が180度以上回転している。いや、ちょっと言い過ぎたかも。
写真からはその美人な雰囲気が駄々洩れになっており、釣られた男性からのいいねが300以上あった。田舎ではペアーズを始めて1日で300以上いいねがあれば間違いなくトップ層。
やっぱりプロフィールの雰囲気匂わせ力は強い方がいい。もとの素材の良さもあるけどね。
私は気になってプロフィール欄まで見に行った。職種、年収、年齢は恐らく彼女とほぼ一致している(年収はペアーズの場合幅があるからおおよそだけど)。
気になった私は翌日そのAにLINEした。
私「ちょっと聞いてみたいんだけどさ、もしかして最近ペアーズ始めた?」
A「始めました……笑」
爽やかに認めるものだから拍子が抜けてしまった。その爽やかさたるや旬のミョウガのごとく。
続けて聞いてみた。
私「なんで始めたの?」
「なんで?」というのはいきなりだと意味不明だが、Aには結婚する予定の彼氏がいた。公言していたし、私も知っている。だから尚更不思議だったのだ。なぜ彼女がペアーズを始めることになったのか。不思議だったのだ。なぜ彼女がペアーズを始めることになったのか。そして今の彼氏はどうするつもりなのか……。
A「色々考え方が合わないっていうか、結婚に向けて価値観の不一致を考えると……」
と返ってきた。解散間際のバンドマンか?
どうも現在の彼氏に不満を持っているようだ。ただ別れたわけではなく、交際は続いている様子。
私「ははぁ、会社辞める前に次の転職先探しておく的な?」
A「まぁそんなところですw」
「的な?」ってなんやねん。
対するAも「そんなところですw」とは。彼氏が聞いたら何わろとんねん!と思うところだろうが、私はAの彼氏ではないし、これ以上聞くこともない。
とにかく、このAの振る舞いが保険扱いに類するかどうかはさて置いて、女性は結婚していない限りは割かし別の男性のことも視野に入れている(気がする)。
Aの事例以外にも「彼氏はいるけど街コンには行きたいし、マッチングアプリも始めたい!」という女性を複数観測している。もういっそのこと周りが最近そんな女性ばかりで、若干女性を信じられなくなってきている。そんなことを知るようになったのは婚活を始めてからだし、やっぱり婚活って沼だと思う。
なぜ保険扱いする / されるのか
端的に言うと、女性が合理性を優先しているからではないだろうか。
結婚したいならば、付き合っている男性がいる女性はその男性との関係を深めて結婚すればいいのだ。「結婚したいから付き合っている」、あるいは「付き合っている人とゆくゆくは結婚したい」というのが普通。
これからも一緒にいることがないと思っている相手に時間を割くのは無駄。今付き合っている人に対して結婚する気になれないなら別れて他に行くべき、結婚するなら他の男性を探す必要はない。上のAも現在の彼氏に不満があるならば見切って次に行けば良いのに、と思うところだ。
しかしそうはいかない。女性はベストな相手との結婚こそが理想ではあるが、ベストな相手を求めるだけだと結婚か未婚のどちらか、一か八かになってしまう。
そこで未婚を避けるための保険が必要になる。事業だって逃げ道があれば心に余裕がある状態で臨める。その逃げ道がキープしているベターな人。
失敗して二兎を逃がすくらいならばキープした状態でベストを獲得しにいくのが合理的なのだ。保険側の男が知らなければ何も問題はない。
長ったらしく書いたが、結局は「ははぁ、会社辞める前に次の転職先探しておく的な?」ということだ。的な?
逆に男性が保険扱いされるのは女性側に不満を持たれている、ベターな存在でしかないからだ。男性側の魅力不足と言われればそれまでなんだけど、なんだか悲しい。
最終的に本命(?)が手に入らなかったとして幸せなのか?
ちょっと気になるのが、女性がベターな二番手(あるいはそれ以下?)と結婚したとして嬉しいのか、幸せなのかということ。
まぁ大学入試で言ったら前期の第一志望は落ちたけど後期の第二志望に受かった人が幸せかという話。
まぁ最終的には幸せになるんだろうけどさ。すぐには割り切れなさそうだよね。
男性から女性に働きかけられることは何もない
結局付き合っている人の乗り換えを引き留めるには己の魅力を高めたりなんなりするくらいしかできないんだろう。
人の頭の中までは見れないから、そういった気持ちを測ることはできない。
この辺の話って女性側の意見をもっと聞いてみたくなる。
誰か教えてほしい。
例によってオチはない。