こんばんは。
私はヴァンガードのアニメが好きだ。ヴァンガードとはブシロードのカードゲーム。なお、プレイしたことはない。
そう、プレイしたことはないのだが、それでもこのアニメは面白い。そのカードゲームがどんなゲームなのか分からなくても伝わる面白さがある。そして、そんなアニメが今YouTubeで視聴できるのだ。
このアニメの魅力を紹介するので、気が向いたら観てみてほしい。
ストーリー
先導アイチという中学生が主人公。
カードファイト!!ヴァンガード第2話より引用
彼は人の影に隠れてばかりいるようなとても気弱な少年だった。そんな彼は心の支えとして幼き日に櫂トシキという少年から譲り受けたブラスターブレードというカードを大事に持っていた。
しかし、ある日クラスメイトの森川・井崎に奪い取られてしまう。
森川たちを追いかけてカードショップまで向かうと、うなだれた森川たちの姿があった。森川はブラスターブレードを賭けることを条件に強豪ファイターに挑戦した結果、負けた。
その相手からブラスターブレードを取り返すため先導アイチが初めてヴァンガードファイトを挑む……というのが第一話。
トライアルデッキより引用
このファイトをきっかけに森川たちとも打ち解け、ヴァンガードを通じて葛木カムイ、戸倉ミサキといった仲間を作っていくストーリー。
まぁよくあるカードゲームアニメ。
多様なキャラクター
まぁまぁキャラの色が強いアニメだと思っている。
主要キャラクターを紹介する。
チームQ4、主人公先導アイチのチームメンバーから紹介する。
櫂トシキ
第1期の元凶。大体コイツが悪い。
基本的に誰とも自分から接することがなく、心も開かない。後述する三和くらいしかつるんでいるイメージがない。だが、カードファイトの実力は作中屈指で、ファイトに対するこだわりはかなり強い。
そんな櫂トシキの強さを求める姿勢がある男達を狂わせていくのだが、それはストーリーが進めばわかるようになる。
戸倉ミサキ
カードショップの店番をしている女子高生。こんなのがカードショップにいたらみんなちゃんとお風呂に入ってから来店するんだろうな。
古い言葉で言うとスケバン。制服にスリット入れてるしもうどこ目指しているのかよく分からないけどセクシーな体つきはたまらない。
幼き頃から絶対的な記憶力を持っており、それを駆使したプレイングを得意とする。
葛木カムイ
別名クソガキさん。
先導アイチの100倍主人公向きなまっすぐな性格。むしろ主人公だよね。仲間を思う気持ちが強く、そんな性格から櫂トシキをは馬が合わずチームを離れたことがあった。
実はこのチームQ4、メンバーは4人なのだが、4人揃っていたのが地区大会までで、それ以降は2期でも3期でも4期でも二度と4人が揃うことはなかった。
絶妙にかみ合わない4人。
AL4というライバルチームから2名紹介する。
雀ヶ森レン
肩パッドの人。かつての櫂トシキのチームメイト。櫂トシキのせいで暗黒面に落ちてしまった男第1号。
自分の味方を犠牲に戦うシャドウパラディンという種族の使い手。作中でキーとなるPSYクオリアというカードファイトの行方を見通す力を持っている。
新城テツ
おじさん扱いされがちな18歳。かつては櫂トシキ、雀ヶ森レンと一緒にチームを組んでいたが、二人が仲たがいした結果雀ヶ森レンを支えるために同じチームとしてやっていくことを選んだ。
アニメではめっちゃ良い人で特に子供受けがいい。テツはかなり好きなキャラクターかもしれない。
外野としてファイトの応援や解説をしている人たちから3名紹介する。
森川カツミ
別名マケミ。デッキの構成がいびつ過ぎるのでまともなファイトができない。また、G3という守りができないカードを愛しており、評して「ファイトの戦術に深みがない」と櫂トシキは言い放った。
だが、どんなにシリアスな場面でも彼が居るだけで和んでしまう。一話ごとに温度感を調整できるキャラクターである。
井崎ユウタ
モブ界の日本代表。当時ニコニコ動画でも配信されていたのだが、彼の奇声はすぐに弾幕が作られるようになるなど、一定の人気を誇っていた。パワニマンロクセン!?
三和タイシ
櫂トシキの分身(2P)。作中ではあまりカードファイトをしないのだが、客席からいつもファイトの行方を解説している。その解説ぶり、思わせぶりなところから謎に黒幕扱いされていた。
数々の名言(迷言)
雑兵すぎっぞ!
イメージしろ!
お前の勝手なイメージを俺に押し付けるな
まさか、竜魂乱舞のカードか!?(ド級の販促)
飴色に炒めた玉葱はルーにコクを与える
冗談は存在だけにしろ
情けなさだけならグローバル級ね!
最後だけは第3期の名言。それ以外は1期のどこかで聞けるので全部見てね(マジキチスマイル)
作品みどころ
この作品のテーマは「自分と向き合い、自分の力で立ち上がること」だと思う。
先導アイチは戦いを重ねていくなかで「櫂トシキと戦いたい、そのために力が欲しい」と思うようになっていく。その過程でPSYクオリアの力を手に入れるんだけど、そこからは力に溺れてカードの導くままに他人を踏み潰すようなファイトをするようになってしまう。
かつて雀ヶ森レンも櫂トシキに認めてもらいたくて力を求め、PSYクオリアを手に入れた。その結果力に溺れ自分を見失った。カードファイトが楽しかったころを忘れてしまった。
先導アイチは櫂トシキとのファイトのなかでブラスターブレードを取り返したときに振り絞った勇気、それ自体が本物の強さだと気付けた。52話だったと思うんだけど、これこそがこの作品の一番表現したかったことだと思う。
立ち上がって向かっていく勇気こそが強さ。
櫂トシキの目線で言えば昔は雀ヶ森レンを救うことができなかったが、今、先導アイチを救うことができた。これは櫂トシキにとっての救いのストーリーでもある。
例によってまとまらなくなったが、どことなくカブトボーグ臭がする面白いアニメなのでぜひ見てみてほしい。