正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

意識高い系との接し方に困った話 話し方の傾向と対策

こんばんは。

 

昨日、非常に意識の高い方から色々と教わることがあった。

私は正直彼の意識の高さに驚かされた。そして意識の高い人との接し方が苦手だと感じた。

その理由、そして対策を意識が高い人と接した実体験を交えて話したい。

 

 

意識の高いBさん

その意識の高い人とは一昨日会った。

どのような方かというと、私より年下で……って説明するのが面倒なので以下の記事に出てきたAさんである。

 

 

もう一人は隣県からやってきたイケメン。将棋は初段程度の強さで居飛車党。割と物事をズバリと言い切る23歳。この人をBさんとする。

下参照記事より引用

 Bさんだったね。

dramadmara.hatenablog.com

例によって麻雀をしていたのだが、その最中に彼から自身の取り組みについて話を聞くことができた。

私個人としても、私以外の独身社会人の仕事終わりの過ごし方というものが気になっていたところであり、興味津々で聞いていた。

 

彼の生活はストイックだ。

帰宅後は食事を行い家の近くでランニングを行う。

ランニングを終えてシャワーを浴びるとSNSで知り合った友達と一緒にMJ(麻雀ゲーム)を行う。

 

そのあとは数々の投資ブログを読み込み自分の圧倒的成長につなげている。お金の話には詳しいらしく。

Bさん「やっぱり副収入ほしいですよね!」

私「お金ほしいですねー」

Bさん「投資信託、良いですよ!」

私「投資、難しそうですね(株とFXはやっているが多くは言わない、大して成績よくないし)。」

Bさん「じゃあニコニコで有料制のチャンネルを開いて会員から月額で料金をもらえばいいと思います!」

私「えぇ……」

 

しかしまぁなんとハードな生活だろう。家に帰ってから休んでいる時間があまりにもない。MJは仕事みたいなもんだから休息には含まれないと解釈すると、本当にすべての時間を自分の能力の向上に充てている。

 

Bさん「将棋ウォーズや将棋クエスト、MJのアプリを除いてゲームのアプリは入っていない。ゲームをしているなんて時間の無駄ですから。」

 

私はそれらアプリをゲームと思っていたが、彼にとっては違うらしい。「やはりなんでもストイックにやっていけば遊びではなくなるんだなあ」と感心した次第だ。

 

さらに、彼はメンタリストDaigoのYoutubeチャンネルを欠かさず見ているらしい。というより、彼がこのようなストイックな生活を始めたのはDaigoの動画を見るようになったかららしい。メンタリストすごい。

 

Bさん「通勤時間に音楽を聴くのはナンセンスですよ。私はDaigoの動画を流しながら出勤しています。」

このセリフを聞いたとき浮かんだ言葉は「プロフェッショナル~仕事の流儀~」。頭の中でスガシカオのProgressが流れ始めた。

www.youtube.com

ずっと探していた 理想の自分って
もうちょっとカッコよかったけれど
ぼくが歩いてきた 日々と道のりを
ほんとは"ジブン"っていうらしい

スガシカオ Progress歌詞より引用。

Bさんは歩き続けていくのだ。 

 

彼がメンタリストから学んだことは何か聞いてみたところ、「色々なこと。あらゆることを学んだ。」と答えてくれた。あらゆることを学べるならばDaigoの動画にも意味があるとは思うが、自分の動画を見た視聴者に「色々なこと」とひとまとめにされては私がDaigoの立場ならちょっぴり残念である。

 

私「例えばどんなことですか?」

B「それはもう……色々なことです!」

確かにDaigoはたくさんの動画を出しているからね、仕方ないね。

 

彼は自分と同じDaigoの動画視聴者(弟子というらしい)に会いたいらしい。それ以上の言葉は引き出せなかったが、恐らく同じ志の者同士でお互いを高めあいたいとかそんなことを思っているのではないだろうか。確かにそういうコミュニティあったらいいよね。

 

ちなみに私も何回もDaigoの動画を観ていたりするのだが、それを言うつもりになれなかった。

 

困った理由

さて、意識が高い人に困った。
困った理由は3つある。


①話が合わない
②押しつけがましい
③他の人を見下した雰囲気がある

 

具体的にはどのようなことか。

 

①内容が浅くて同じ景色を共有できない。例えば上の例で言えばDaigoから学んだことが「色々、あらゆること」と答えられてはそこで会話ストップである。

商品紹介で「この掃除機はあらゆる機能が優れています!」と言われてもピンとこないし興味持てないんだよな。それと同じで具体性がNASAすぎて彼は高尚な話をしているのかもしれないが、それが伝わらない。

 

投資信託をしていると言っていたので「お金ほしいねー」なんて言ったら
投資信託、良いですよ!」と返された件。これはまぁ彼自身がやっているので別に回答として悪くない。しかし、それに続けて「副業やりましょうよ!」と返された。続いて「ニコニコ生放送でチャンネル開いてチャンネル登録者からお金取る形にしたらいいですよ!」と返した時には言葉を失った。

オウンドメディアって育つまでが大変なんだよ。アカウントを人柄や発信内容でブランディングしてからマネタイズにつながるわけで……今のSNSやブログ、とにかく人とつながるツールは信用を得ることからなんだよ。
そもそもそれがうまくできるようならこのブログももっとアクセスあるはずなんだよなぁ……。


成功事例は大事だ。だが、それはDaigoの事例を挙げているだけではないか?できない、無理だといいたいわけではないが、それを何も考えず理由なく他人に言えるのはなぜだろう。
彼は結局持論に持っていきたがっているだけなのではないかと思ってしまう。

若干愚痴になってしまったが、自分の知っている成功例に、持論に誘導しているようにしか思えない。


③言葉の端々に相手を見下しているのが伝わってくる。見下すというよりかは他の人と自分は違うんだという意識がチラチラ見える。「勉強しているのは自分だけ」相手がその物事をしらない前提で話してくる。

話している相手はちょっと驚くのではないだろうか?

 

総じて言うと「伝えたい」という気持ちが先走り、承認欲求が爆発しているように思う。しかし、本当に意識の高い人は「伝えたい」などと思わなくても「伝わってしまう」ものだと思う。

 

彼らとの会話を楽しくするためにはどう対策すればいいだろうか

彼以外にも意識高い系はたくさんいるが、どう会話すればWinWinになれるだろうか?

 

2つ考えた。

①景色を共有できるように具体的に話してもらう

具体的じゃない、とだけ言って会話の責任を相手に求めてはいけないと思う。意識高い人の話を具体的にするのはこちらの役割だと思うことにすればいい。

具体的な話にするために、相手の話す内容に対しては単に相槌を打つのではなく、自分なりの解釈を付け加えながら話すといい。

「つまり○○ということで良いでしょうか?」や「ということは、××ということですか!」などと掘り下げてあげる。そうすればやがて相手と同じ景色が見えるようになる。

 

②「知らなかったことを教えてもらった」という体で会話する

その景色や考え方が今までの自分の中にないものであった場合、それを「知らなかった」と伝えてあげよう。別に同調する必要はないが、「新しいこと・考え方を知ることができたこと自体は有益」と相手に伝えてあげよう。

 

ではどのような言葉で伝えてあげればよいのか。

ここで合コンのさしすせそについて紹介したい。

さ さすがです!

し 知らなかったです!

す すごいです!

せ センスがいい!

そ そうなんですね!

意識高い系と話すときに大事なのはさすがです!知らなかったです!である。

この2つは意識高い系の承認欲求を絶妙にくすぐる。

会話の本質は相手を喜ばせることだと思う。言い換えると相手の欲求を満たしてあげることが楽しい会話につながると私は信じている。

ちなみにこのさしすせそは使い古された感があるが、会話の流れに合わせて自然に使えば現代でも全然ワークするだろう。

 

最後に

世間では一時期意識高い系の人々を馬鹿にする風潮があった。しかし、彼らが上に向かおうとしていること自体は立派なことなのだ。人は上を目指そうとするとどうしても意識高い系と言われてしまう期間が発生してしまう。

 

こんな記事を書いてから言うことではないが

上を目指そうとする者を褒める必要まではないが、べつに貶さなくてもいいじゃない。

という自戒を残してこの記事を閉じたい。

 

例によってオチはない。