明けましておめでとうございます。
なんだかんだこのブログも続いている。というか辞め時を見失っている感じがする。
さて、新年ということでこの記事を読んでいる方の多くは既に新年の目標を立てたのではないだろうか。例えば「彼女を作る」とか「将棋で〇〇段になる」とかそういった目標はTwitterでよく見た気がする。
今回の記事はこういった目標の立て方に対して一石を投じたいと思って書いた。これらは果たして目標なのだろうか。
目的と目標
上の例から「彼女を作る」という目標について取り上げたいと思う。私はこれが果たして目標として有効なのかを考えたい。というのも、「彼女を作る」というのは目的である可能性がある。
目標というのは目的を達成するために叶えるべき事柄であると考えている(問題を解決するために課題を設定する的な)。それを踏まえて繰り返しになるが、一般に「彼女を作る」というのは目的(ゴール)だろう。
だから本来は「彼女を作る」ではなく、「(彼女を作るために)××する」というのが目標としてあるべき姿ではないかと思う。もちろん「恋愛結婚」が目的でそのためにまず「彼女を作る」という目標を立てた可能性もあるが、それでもより細分化した目標を立てるべきだ。
もっとも、なぜその目標を立てたのか、その背景にある目的なり理由、自分の人生がどうありたいかといった展望を合わせて語る人はほぼないので、我々は「ふむ、なるほど。頑張ってくれ」と話を聞くしかない。
だが、恐らくこのように目的を目標にすり替えて掲げる限り、その人が達成できるかどうかは運任せである。なぜならば全てにおいて曖昧だからだ。目的が目標にすり替わっているから何のためにやるかは曖昧だし、具体的なToDoも曖昧だ。
ではどのように目標を立てるべきなのか。
目標の立て方
まずは目標の前に目的あるいはどんな自分になりたいかを決める。それが決まらないと目標は定まらない。行きたい場所も決まってないのに装備が決められないのと同じだ。
ここで初めて自身を例に出すが、私はもっと他人とのコミュニケーションが上手くなりたいと思っている。これが私のなりたい姿であり、目的である。この目的に即して目標を設定する。
ここについてはそれなりに考えたのだが、省略する。結果、「一日の終わりにその日あったことをスマホに気持ちを込めて話して録音する」ということを目標に据えた。
というのも、現状話しているときの感情表現が乏しい。話す練習をスマホにして(もちろん実生活でも人との会話で実践して)言葉に感情をこめられるようにする。これを繰り返せば多少は良くなるという考えである。
コミュニケーションの多くはノンバーバルな部分が占めているとされており、そこにおける表現がまだまだ稚拙ということで設定した(他にもあるけど、当記事ではこれを例に進める)。
ちなみにこの目標だが、決して他人が介在するものにしてはいけない。なぜならばその達成具合が変動してしまうからだ。例えば「1日に5人笑顔にする」などといった目標を立ててしまうと達成できるかどうかは他人次第になってしまう。他人の反応や結果が入り込むようでは途中で達成のモチベが落ちてしまうのだ。なので上の目標も自分だけで完結するように設定した(正しいかどうかはさておき)。
まとめ
目的と目標は分けて考える
目標は目的に即したものを、自分だけで完結する範囲で設定する
例によってオチはない。