こんばんは。
先日虹コンの配信ライブを見たのでその感想を書きたい。
このライブは二部構成となっており、オンラインで配信されるのは第一部のみ。第二部の虹マジ収録やライブは現地に行った人しか見ることができない。
このライブはしばらく12人でやってきた虹コンから片岡さん、山本さんが卒業して初めて行われたライブである。少なくとも私が虹コンを知った時には12人だったので全員そろって10人という状況には戸惑った。ただ、メンバーの方は明るくいつも通り踊っていて安心した。
最初の曲は「サマーとはキミと私なりっ!!」
令和2年の夏曲である。衣装はノーライフオブジエンドの衣装だった。ヒラヒラがついたセーラー服かわいいな??
この夏曲はラスサビがめちゃくちゃ高音できつい。だから体力のある前半に持ってきたのかな?と思っていた。しかし、後に伏線だったのではないかと考え直した。
2曲目は「パラドキシカル・コンプレックス」
「好き+好きで明日はワンダラーンド」のところのフリがめっつぁかわいいんだよね。今思うとMVと同じ人数で歌っていたんだなぁ。
3曲目は「キミは無邪気な夏の女王」
虹コンの夏曲で初めて知ったのがこれだったと思う。山崎さんの動きがヌルヌルですごかった(小並感)
サビ終わりの「なんちゃって」は蛭田さんしか勝たん。世界一「なんちゃって」が似合う女。
この曲の岡田さんの発声を聞いて彼女が復調であると感じた。後のLINEブログでも触れられていたけど彼女の歌声がおかしかったのは喉をいわしてしまったのではなくメンタル的なものだったらしい。ライブ開催できるようになったりして良い影響があったってことなんかな。
4曲目は「in(door) the Summer」
この曲自体が良いのももちろんなんだけど、言いたいのは一個だけ。他メンのソロの「もうずっと暑いままでいい」と歌っているところを的場さんも口パクしていたのがかわいかった。気持ちが入っていたんだと思う。
5曲目「愛をこころにサマーと数えよ」
この楽曲、登場した当初はメンバーが2人組で背中合わせになり、片方がかがんでもう片方を背負う(背負われた側は天井に向かって足を上げ下げする)という危険極まりない中国雑技団みたいなパフォーマンスをしていたのだが、危険だからか今回のライブでは背中にメンバーを乗せるのをやめていた。本当に良かった。
ここまでの楽曲を見て思ったのが、沸くような楽曲ばかりなのに新型コロナウイルスのせいで声を出すことも敵わず、ペンライトを振ることしかできないオタクの皆さんがかわいそうだということ。だって沸ける楽曲で沸けないなんて苦しいに決まってるじゃん。「フフッフッフッフー!」とか叫びたいのが画面越しに伝わってくるんだけどずっと黙ってペンライト振ってるのよ。これはもう現代の火あぶり刑だ。前世で悪いことでもしたんか???
てか行けてない私も罰を受けているようなもんなんだが???
この楽曲終了後にMCになった。最近の虹コンはMCなしでフルに楽曲を詰め込んで時間いっぱい突っ走ることが多かったが、今回はちゃんとMCがあった。ラジオ以外で彼女らの声を久しぶりに聞いた気がする。
「照らしたい!」なんて言わなくても的場さんは太陽。太陽なんだよな。
MCもほどほどに次の楽曲へと移った。やっぱり彼女らが一番輝くのはライブだ。
6曲目は「THE☆有頂天サマー!!」
この楽曲は夏曲の中でも古い方で、今まで離脱したメンバーも含めて色んな人が踊り歌ってきた。色んな組み合わせで歌われてきた。これから新メンバーも加入する。この10人で歌い踊るこの瞬間は貴重で、大事に見ておきたいと思った。
7曲目は「限りなく冒険に近いサマー」
この曲は夏曲の中でも人気。イヤイヤイヤイヤイヤーなんです!の前後入れ替わる動きが神だった。ダンスの精度上がってんよ~~~!
8曲目は「†ノーライフベイビー・オブ・ジ・エンド†」
鶴見さんのシャウトが全てだった。毎回セリフパートからのシャウトが気持ちいい。MV見返して思ったんだけど、友人の陶山さんからシャウトを引き継いでいるのエモいね。
9曲目は「さくら色シャワー」
MVなし。
これが今の10人で歌う最後の楽曲。これの直前のMCで離脱したメンバーだけじゃなくて、離脱したオタクたちに対しても「虹コンはいつでも待っている」というのを伝えているのが嬉しかった。別に私自身は離脱してないつもりなんだけど、都市部まで行けずに配信を見てるばかりでファンとしてダメな気がしていた。でもコロナが収まれば、またライブに行けばいいと思えた。行っても良いんだと思えた。
別れの曲だけど明るく送り出している感じがして良い曲。誰を送り出すかというと最近離脱した2人もそうだけど、現体制の虹コン自体にもお別れを告げてるように思えた。
ここで一旦幕が下りて虹コンの過去の軌跡が映像で流された。自分の知らない虹コンを見て嬉しいような寂しいような不思議な気持ちになった。ここで各自の昔の前口上が披露されていたのだが、最後に離脱した大塚さんの前口上が流れて事態は急変、会場のボルテージは最高潮。
誰も喋れんけども。
ついさっき現体制の虹コンとお別れしたわけじゃん。この流れは新メンバー入れた新体制の虹コンを披露するわけじゃん。ここでなぜ大塚さんの前口上???
答えは大塚さんの再加入である。
大塚さんの前口上が終わってすぐ10曲目の「心臓にメロディー」が流れ出した。
大塚さんの他にももう一人。この12人で心臓にメロディーを歌うのか、と戸惑ってすぐ納得した。この楽曲は虹コンが前に進み続けるという決意が込められた楽曲。
だからこれまでの彼女たちにとっては非常に意味のある楽曲だし、新体制一発目に持ってくることに違和を感じた。この楽曲を明るい前向きな気持ちで歌えないメンバーもいる。
これを一発目に持ってきたのは、この新体制でやっていく覚悟を見せるためなんじゃないかな。むしろ体制の入れ替わりに最も相応しい気がしてきた。
あとこの楽曲をいつか道を違えた大塚さんを交えて歌っているのが、未来で合流した感じがして良い。なんとなくだけど、明るい未来を想像できそうじゃない?
もう一人加入したのは桐野みゆさん。別グループを卒業後虹コンに加入した。元アイドル、元虹コンメンバーと即戦力を投入してきた印象。
ちなみに、アイドルが同じグループに再加入した例はかなり珍しく、類似の事例は1件しか見つけることができなかった。
二人を紹介するMCが終わって披露されたのが夏の新曲。曲名は「世界の中心で愛を叫んだサマー」。曲名から分かる通り、過去の夏曲の総集編のような楽曲で、いたるところに過去の夏曲のフリが流用されている。
だから前半で夏曲連打してたんだな。
今までの楽曲はどこか一人の女性が一人の男性を相手に恋しているような歌詞が多いんだけど、この楽曲はその毛色ではなくアイドルとオタクの関係を直接的に歌っている。
「私たちは青春を虹コンにささげてきたし、これからもささげ続ける。アイドルとして生きていく」という気持ちが歌われていて、虹コンの楽曲の中では「アイドル」という言葉が直接的に使われている珍しい楽曲。
直接的に言われたらついていきたくなるよね。
ちなみにサビ中の「帰ってくる場所は ここだと歌わせて」という部分を大塚さんが歌っているのがエモい。
12曲目は「ずっとサマーで恋してる」
なんでこの楽曲を前半の夏曲で披露しなかったのかなーと思ってたんだけど、多分「今までの虹コンも良かったけど、これからの虹コンを見てほしい」という意味でセトリを組んだんだと思う。歌詞的にはそう読み取るのが普通だろうな。
この楽曲は夏曲で一番好き。しみこがラスサビ直前の「神っちゃうサマー」で腕組みどや顔で待機しているのが好き。
13曲目は「パラダイスな片思い」、14曲目は「Luv unbalance」
特に言えることはないんだけど、カメラワークがマジで神だった。
15曲目は「うまいものファンクラブ」。16曲目は「響け!ファンファーレ」
虹コンは引き続き今年も全農とコラボするということで、うまいものファンクラブという楽曲が作られた。これ聞いて思うのは、虹コンはゴリゴリ直球のアイドルソングよりもファンクやダンサブルな楽曲の方が向いているということ。
あと最後の的場さんの「ごちそうさま!」が可愛すぎて年金全部あげたくなった。
締めが響け!ファンファーレなのも良い。最後に思いっきり明るい楽曲で終われてよかった。
アンコールは予想通り「トライアングルドリーマー」
いつもの楽曲だし特に言うことはないんだけど、後ろでオーディションファイナリストの5名がソーシャルディスタンス取りながら踊ってたのがシュールだった。
実は虹コンは片岡さんが離脱することが決まった時点で新メンバーのオーディションを行うことになっており、実際にそれは進行していた。候補者がTwitterを運用したり、配信ライブを行い、その結果を評価する形で審査がされていた。上の5名はそのファイナリストである。
だから大塚さんらのメンバー入りが発覚した時、炎上するのではないかと心配になった。新メンバーを決めるためのオーディションをしておきながら、ファイナリストが誰も新メンバーになっていないのだから。
恐らくだが、コロナの終焉を見越して本当に即戦力が欲しかったのだろう。ライブでのパフォーマンスレベル、メンバー一人当たりの集客力を考えると、アイドル経験があって既存のファンがいる2人を投入することは妥当だと思う。
ファイナリスト的にはたまったものではないと思うけど。
彼女らについては今すぐ新メンバーにするということではなく、昔あった予科生的な扱いなんだろうか?
もやっと謎は残ったんだけど、総じて良いライブだった。はやくライブに直接行けるようになりたい。
例によってオチはない。