正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

クイーン白玲に、俺はなる!

これからは男性アマの性転換が流行ります(大嘘)。

 

「ブログ記事のネタに将棋大会に出ませんか」と言われたのは1か月前だったと思う。
そんなことしなくてもネタはある!ということを証明するためにキーボードを叩いている。

 

2か月ほど前に日本将棋連盟の第76回通常総会が開催されたらしい。
メイントピックは①会長の交代(羽生→清水)、②クイーン白玲の称号獲得によるフリークラス編入制度の導入、③店舗の区画購入である。

今回は②クイーン白玲の称号獲得によるフリークラス編入制度の導入について触れたい。

 

将棋から離れた身としては正直どうでも良いが、SNSで話題になっているからには触れるしかない。2か月経ってから話題になってる理由は分からんが。

 

前提として、この記事は当該制度改正について賛成/反対する内容ではない。
また、改正前後のフリークラス編入制度の要綱本体が見つからないこと等を踏まえ、99%程度は想像に基づく記載であることをご留意いただきたい。

 

【本当にざっくりした概要】
この通常総会では、羽生会長発案の当該制度改正について採決を取る直前、ある棋士から「棋力の担保は取れているのでしょうか」と疑義を示されたらしい。この棋士がまぁまぁ強いらしく、会場に緊張感が走ったとか。やはり将棋界は力こそ正義のこわこわ業界である。

ここまでの記載は下の記事から読んだ内容。気になる人は本体読んでくれや。
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/08070540/?all=1

 

X上ではこの内容について
・元々入口が男女平等やん
・女性にとって残酷な制度では
・商業目的か?

等の反応が多かったように思う。


【そもそもどうやったらプロになれるんや】
王道は奨励会三段リーグを突破すること。三段リーグに参加するには、奨励会級位者から入会して勝ち上がるほか、直近1年間のアマ棋戦で優勝し、二段の奨励会員と8対局行い6勝以上おさめること等。

今回のクイーン白玲からの編入が問題になっているのは上記のような男女共通ルートのほか、女性のみが対象になる新規ルートを設けるのは優遇しすぎではないかということ。

 

これまで、年齢制限等で涙をのんできた三段リーグ敗退者のことを思えばそういった発言が出てくるのも理解できる。

ただ、解釈を変えれば、そういった人たちにもチャンスを与えているのかもしれない。

 

これは日本将棋連盟の壮大な"アマ棋士総女の子化計画"と呼んで差し支えない。

君も女の子になろう!

 

日本将棋連盟の秘匿性癖を明らかにするのはこの辺にしておく。

さて、この新ルートは良いところだけではないと思う。
奨励会三段リーグ突破に対し劣後する点があるとすれば、順位戦から始められないことと、棋士になるまでに大体10年くらいはかかることである(女流棋士になる、D級→A級、タイトル5期)。奨励会ルートは(今と制度が異なる可能性があるが)3年かからずに突破した例もあり、実力次第でさっさとプロになれる。

 

【なぜ制度改正が必要だったのか?】
これは予想というよりも願望になるが、羽生前会長はこの制度を使える者が現れたとしても「私たちはこんなものに頼らない!」という黄金の魂を期待しているのではないか。まるで藍染惣右介である。

 

戯言はさておき。先の質問をした棋士と羽生前会長の視座に違いがあったのではないか。羽生前会長は将棋界の未来を見ていたのではないかというのが私の予想である。

話が変わるようだが、AIを研究に用いるのはプロアマ問わずメジャーな手法になっている。今後もAIが将棋界に与える影響はでかいし、将棋の中身もより画一化されるんじゃないか、と思うことがある(角換わりの新型同型とか特に)。

もしそうなったとき、「軽い捌きが持ち味」みたいな棋風は将来消えていって、人間に残された個性は「いつ投了するか」だけになってしまうのではないかと思うことがある。
もしそうであれば、興行としての魅力はガタ落ちだ。将棋が発展しても将棋界が発展しない。
興行として生き残る道を探して制度改正というカンフル剤を提案したのでは、というのが予想である。先の商業目的と発想の元は近い。

 

【この制度を使って女性棋士になる人間がいるかどうか】
個人的には一番気になる点で、これを言いたくて記事を書いたと言っても過言ではない。

 

これ誰も使わんくないか???

 

私が拝金主義なだけかもしれないが、白玲獲得で5000万円もらえることを考えれば、それだけで並みの男性棋士よりも稼げるのである。

プロ棋戦と女流棋戦両方に出続けることは可能とは思うが、それよりも白玲に集中して5000万円をしこしこ取りに行く方が冷静なんじゃないか?

この制度を使うということは、転職活動で言ったら
「仕事が難しくなる、給料は下がる、可処分時間は減る、そんな同業種に私は行きたいです!」と言うのと変わらない。とんだマゾである。そういう目で見るしかなくなってしまう。

「いやいや私は強い人達と戦いたいんです。高尚な思いがあるんです。」だったら奨励会ルートやプロ編入試験等既存のルートを選べばいいだけだ。


結局金目的にしろ強さ原理主義にしろ、この制度を使うのは適さないように思える。

それを見越して制度を作ったのであれば、踊らされた我々の完敗である(何が?)。


例によってオチはない。