正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

今日は将棋大会に出ました

こんばんは。

 

今日は将棋の大会だった。久しぶりに

 

と、ここで一つ謝りたいことがある。今回の大会は事前申し込みが必要なのだが、それを無視し9:58という遅刻ギリギリに到着、申し込みをした。非常に申し訳ない。

 

この件について、通称"席主"と呼ばれる男にお小言を言われた。県内をこれから牛耳ろうとする声のでかいパチンカーである。

この県では、大会で席主に叱られたり小言を言われれば実質優勝とされている。非常に縁起がいい。

 

そんな私は一局目を不戦勝で終えることとなった。この大会は予選1勝抜けで本選はトーナメント。これにて予選突破である。

不戦勝に対する考え方は様々だが、私は損だと思う。なぜならば本大会のような形式であれば、1局しか指せない可能性があるからだ。

 

そこで、I氏(色白の青年)に声をかけ練習将棋をした。やっぱり練習将棋は大事で、その日のコンディションというか、自分の手の選び方の傾向が分かる。今日はかなり攻め将棋。ちなみにこの練習将棋では相手を頓死に追い込んだ。意味不明に運を使ってしまう。

 

2局目は初めての青年と。

こちらの3手目75歩に、相手の中飛車穴熊。相手に飛車を先着されたものの、左桂をポンポン跳ねて捌いて勝ち。

 

3局目は何回目かの青年と。

こちらが居飛車を志向したところ、相手の角交換振り飛車に。

居飛車になればいいなぁというわずかな願いは砕かれた。

なんかお互い手待ちする展開だったけど、無理やり打開したら上手くいった。

 

4局目は壮年と。

後手番ながら石田流を採用。お互い固め合う形になったので、穴熊への組み換えを採用。これの扱いが難しく、半端な形になってしまった。

固める手を後回しに動いて局面を難しくしてしまった。

 

この「とりあえず固める」という択が取りにくい性格はなんなんだ。

 

観戦していた格闘家(熊と戦ったことがあるという噂がある)からは「君は穴熊向いてない」と言われてしまった。前も似たようなこと他の人から言われたな。

そんなに向いてない???

 

本大会で唯一反省していることは、4局目に居飛車を採用しなかったこと。居飛車党になるといいつつ、大事な将棋で振り飛車を投げてしまったのは反省。

恥ずかしい話だが、一手損角換わり以外は無策なので……。

 

例によってオチはない。

動画コンテストで落選する理由を3つ考えたという話

こんばんは。

 

動画コンテストに出し続けるのが今年の目標だが、できるだけ採択数?を増やすため、今までのコンテストで落ちた原因を考えた。受かる理由は分からなくとも、落ちる理由はあると思う。

 

ちなみに今までの戦績は

ニコニコ某投稿祭→入賞

ニコニコ某投稿祭→1次選考通過、本選落ち  

岡山県消費者被害防止→最優秀

カタマラーーンCMコンテスト→入賞

兵庫県防災動画→落選

囲碁ムビコン→落選

つくばショートムービー→多分落選(未確認)

ショートホラー動画→1次選考通過、待ち

WHO動画→優秀賞

立山町PR動画→待ち

 

自分の中でこれが理由かな~というものを3つ挙げた。順に取り上げる。

1 コンテストの趣旨やルールを理解していない

2 自分のやりたいことをやる

3 メタを読まない

 

1 コンテストの趣旨やルールを理解していない

当然コンテストには趣旨がある。それから逸れた動画は選考対象外レベル。

過去例で落ちた例はことごとく趣旨を理解できなかった(あるいはできても動画に実装できなかった)場合だ。また、ルールについても理解する必要がある。

 

趣旨、ルールから推察できることは色々ある。

・低めのfpsでの提出が求められる→ムーディな雰囲気の動画を求めている

・CMとして動画を使う→秒数の指定がなかったとしても、通常のテレビCMの尺である15秒、30秒、60秒のうち区切りの良い秒数で出す方が良い

・提出方法→YouTube限定公開なら、仮に実際の用途が映画館やテレビでもfps高い方が良い(あくまで審査時の状況に合わせる)

 

こういう裏を読む作業、読んだ内容を反映させる技術も必要。

2 自分のやりたいことをやる

芸術活動でお金を得る流れは大体2種類に分かれる(唐突)。

一つは自分のやりたいことをやって、それを気に入ってくれた人からお金をもらうこと、もう一つはクライアントからのオーダー通りに作り、手間賃としてお金をもらうこと。

動画コンテストはどちらかというと後者。与えられたテーマに対して先に触れたような意向を読み取りそれに合わせた動画を作る。

「自分だったらこう作る」という思いは真っ先に捨てるべき(あとで拾うこともあるかもだが)。

兵庫県の防災動画はこの失敗パターンだったと思う。

「防災の取り組みって実は楽しくできるんじゃない?」という切り口で動画を作ったが、完全に自己満である。求められていたのはもっと実務的な部分だった。

自我は捨てるべき。

 

3 メタを読まない

これは入賞というより、最優秀が取れないときの理由。特に同様のコンテストが1年前に行われている場合、前回受賞動画を確認し、受賞者の傾向、作品のジャンルを調べるのは当然として、そこから捻れるかが重要。岡山県のときは時間があったのでメタを読んで的中した(たまたま)。

周りがどのような動画を投稿するか想像し、それ以上の動画を作る必要がある。

 

ここら辺は大喜利大会の戦術に近い(出たことないけど)。大喜利大会だと、あるお題に対して他から「〇〇」といった回答が出ることを見越して「××」という回答をすることがある(具体的じゃなくてごめん)。

この「××」は単体だとそこまで面白くなかったりするのだが、「〇〇」と対になってたり、前後に出た「〇〇」があることでめちゃくちゃ輝く。

また、「〇〇」が誰にでも思いつくものであれば、被らないという点で「××」は有用。

前例のある動画コンテストであれば、過去例を見て「〇〇」はたくさん出される。いかにそれと被らず「××」を作ることができるかが大事。

 

コンテストは他者との比較が絶対なこともあり、大喜利大会の立ち振る舞い的な素養が必要だと思う。

 

例によってオチはない。

どうも、昭和生まれです

こんばんは。

 

先週と今日、大学病院に行ってきたのでその経過を報告したい。

 

結論から書くと、手術はなくなった。

大学病院の先生曰く、今あるポリープは炎症により生じたものであり、今触れるべきではない(むしろこれから小さくなる可能性もある)とのことで、様子見となった。

 

この先生とは初めましてだが、なんとなく信用できる。

歯切れの良さと悪さが交じったような喋り方、あまり相手の目を見ない雰囲気、やたらとデータに基づき話をする。

言ってしまえばオタクっぽいからだ。医者と家電量販店店員はオタクっぽい方が良いと古事記にも書いてあったし信用していい。

 

この日の診断では、今までの経過を確認され、血液検査をして終了ということになった。

先生「今まではイムランだけで耐えられた?」

「はい」

先生「ステロネマ打ってから、血便は出ますか?」

「出ません。効きすぎて寝れないほどです」

 

今思い返せば、昨年も血便が10数回/日出ていた時期があったが、根性でなんとか乗り切った(問診中は忘れていた)。決して無傷ではなかったが、過ぎ去れば何とやら。

 

問診の結果、ステロネマを継続、次回新しい薬を試すことになった。

ここでいくつか選択肢を示されたわけだが、比較的安くて無難なエンタイビオという薬を使うことにした。この薬は1週間~2週間~8週間というように、少しずつ施用の間隔を空けていくものらしい。理屈はよくわからないが、また翌週(この記事を書いている日)来院することとなった。

 

治療方針が医者主導で決めるわけではないところにちょっと驚いた。もっとトップダウン的な処方をされるかと思っていた。

 

なお、食事内容についても先の先生に相談したところ、特に制限しなくても良いという話だったので、1食くらいなら脂質や繊維質のものを摂取しても自分を許す方針でいく。

 

帰りがけに受付の方で難病申請の手続きについて聞いた。これが通れば医療費の負担は軽減される。デュエマで言うところのラブ・エルフィンである。

ちなみに今回の代金は約20,000円。きっつい。

 

さて、前回の記事では外食は週1回までと書いたが、2回してしまったことをここに記す。

1回目はこの病院だ。というのも、何かにつけて時間がかかるから。

例えば受付→待ち→診察→待ち→支払い→処方箋……という流れが普通の病院での流れだが、とにかくこの大学病院は待つ時間が長い。理由の推定は難しいが、前通っていた病院より規模が大きいのにスタッフ数がそう変わらないので、人員不足ではないかと思う。

待ち時間を無駄にしたくなくて、病院の食堂でごはんを食べてしまった。710円。高い。高すぎる。

2回目は金曜日のすき家だ。23時くらいに仕事を終え、自炊する元気がわかなかった。こういうときのために常備菜でも作っておくべきなのだろう。日持ちも考えると、仕事を計画的に進めるのとセットだから、難しいけど。

 

日は変わって本日、また大学病院に行ってきた。

新しいエンタイビオという薬を施用するためだ。9時の問診に合わせて現地に向かい、診察開始が10時。午前では終わらないことを覚悟した(正解)。

その後エンタイビオの投与が12時30分から始まり、病院を出たのが14時30分ごろ。

 

時間がかかるのは想定内。一番驚いたのが、会計である。というのも、自分の番号が表示されているのに、支払機がエラーを吐く。どういうことかスタッフの方に聞いたところ、難病申請がまだ出来ていないので、ツケで良いかという確認をしたかったようだ。それであれば名前で呼び出してほしかった……。ツケの金額は80,000円。3割負担で80,000円!?

 

とりあえず、先生の診断書の発行費用2,750円だけ払った。難病申請が通らなければ80,000円を支払うことになる。来週も同じなので追加で80,000円。やばい。

なんなら、申請後の審査が通るまで「80,000円が積み重なる恐怖」を味わうことになるのも心臓に悪い。私の心臓はつるつるの無毛だ。

 

自分の性格的に、後回しにすると期限を切らしそうなので、明日また仕事を休んで難病申請に行ってくる。職場より自分の懐を優先するクソムーブだが仕方ない。

 

最後にエンタイビオ投与直前の看護師さんとの一コマ。

 

看護師「〇〇さんですね?」

自分「はい。」

看護師「生年月日を昭和から答えてください」

自分「平成生まれなんですけど……」

看護師、自分「……」

 

あまりの静けさに耳が痛かった。

40代に見えるような人間でごめん。

 

例によってオチはない。

 

近況まとめ

こんばんは。

 

潰瘍性大腸炎が悪化しているようだ。12月上旬から血便が出ていたが、仕事が忙しく放置していた。12月下旬に緊急で内視鏡検査を行ったところ、最悪とまではいかないが炎症を起こしていること、ポリープが発生していることが分かった。

 

検査だが、内視鏡の侵入がめちゃくちゃ辛かった。肛門付近は麻酔をかけるのだが、内臓にまではかけないため、侵入の際に送り込まれる空気の圧が半端なくて本当に辛かった。このあたりは担当の先生次第なのかもしれない。

 

その時は炎症についてはステロネマという注腸の薬で様子見、ポリープについては一泊二日の手術をすることになった。

 

手術と言っても内視鏡を突っ込むだけで開腹するわけではない。今回と同等の身体負担であり、問題ないと思われる。今回の内視鏡検査でうめき声を上げてしまった自分が言えることではないが。

 

先週予後を診てもらったところ、なんとかステロネマのおかげで症状を抑えている状態らしい。

合わせて行われた血液検査の結果は分からないが、体調面では問題がない。だが通院先は大学病院へと変わることになった。今の病院で面倒を見るのは難しいようだ。

 

余談だが、このステロネマという薬を上手く使うのが難しい。浣腸みたいなものなのだが、温める必要があり、準備がおっくうだ。注腸後20分は動けないのでかなり行動が制限される。また、便意が呼び覚まされてトイレに向かうこともしばしば。マジで難しい。あと薬の副作用か、あまり寝れない。

薬局で初めて処方されたとき「必ずしもずっと使い続けるわけではないと思うから、今だけでも頑張ってね」と言われたのを思い出した。この負担感のことを言っていたのか。

 

この病気の原因はストレスであることが多い。断言しないのは、原因が明らかになっていない病気だからだ。

私は11~12月の仕事のストレスと睡眠不足が原因だと思っている。

 

業務内容は書かないが、私のいる部署では業務量の不均衡が発生している。部署には複数の係があるが、私の係だけ多い状態。もっと言うと、係内でも量に濃淡があると思われる。来て1年目のときは分からなかったが、2年目だとわかる。自分の仕事の量は多い方。

 

あと他課からの照会対応やちょっとした頼み事もよく自分に回っていたように思う。これは完全に係長の席すぐそばに座っていることが原因だ。席が近い=話しかけやすい=仕事を頼みやすいという図式が成り立っている。これはもうしょうがない。

 

「かー、つれーわー、俺だけ仕事多いわー」とは地獄のミサワの1コマに出てきそうなセリフだが、言わせてほしい。辛い。そして今後地震や既存事業に関する仕事が例年より増えることがほぼほぼ確定的だ。

 

そんなこともあってか?「体を大切に」と声をかけられることが増えた。お言葉に甘えて?12月から体調の悪い日は休みがちである。それを鑑みてか、係内で業務分担を見直すことになった(不在時の対応を決める意味もある)。

方法としては現時点の業務の洗い出し→再分担→副主務の役割を強める というもの。

すごいのは、特に事務分担に明文化されていなかった仕事について示したことである。私は3つあった。

正直、うち1つは後輩の仕事の一部に含まれるものという認識だったが、市町村や事業者からの電話に「分からないので詳しい者に代わります」とかわすので、比較的制度を理解している私が対応していた。本音で言うと自分で勉強しろと言いたいが、彼に求めるのは無理だと思う(自分の仕事を増やしたくないタイプなので)。

 

かくして新事務分担表が提示されたのだが、明文化されていない仕事がそのまま加えられ、見た目は仕事が純増した(量は同じ)。

認知されたという点で意味があると思っている。この事務分担表を示すことで上の人にも仕事の多さが伝わるのではないか。人員増につながればいいと思う(望み薄)。

 

話が変わるが、節約していかなければならない。今後、効果の高い薬への切り替えや診療代、手術等医療費の負担増が想定される。

そこで節約をしたい。

具体的な金額目標はないが、以下の取り組みを1月~6月まで実施する。

・外食は週1に抑える

・食費はコンテストの賞金、株の配当金、アマギフで賄う

 

食事は潰瘍性大腸炎用にシフトするので、安上がりになると思う。

給与は医療費とその他生活費、投資に回し、貯金の残高は現状を維持する。月2万円程度は浮く計算になる。

本当は医療費が残業代とバーターになっている現状をどうにかすべきなのだが……。

 

例によってオチはない。

自分の動画を映画館で見てきた話

こんばんは。

 

初めに言うと、本記事は今年の振り返り等ではない。

 

昨日、日帰りで岡山県まで行ってきた。目的はただ一つ、自分の作った動画を映画館で見ることだ。

 

okayama188.jp

 

めでたく最優秀賞をいただいたことから、イオンシネマ岡山の映画上映前のCMとして放映されることとなった。自分の動画が映画館で放映されることなんてもう二度とないかもしれない。そう思って岡山県への日帰り旅行を敢行した。ただ、普通に考えて日帰り旅行するような場所ではないので、もっとじっくり時間があればなお良かった。

 

出発。えきねっとを使い、始発の1本後の便から特急券を確保していた。しかし、当日朝に駅のみどりの券売機で発券できない事態。頭の中が「どうして」で埋め尽くされる。誰かに聞こうにも、駅員さんはいない。みどりの窓口もまだ開いていない。ないないだらけで不安だけ。

抵抗(?)むなしく目的の便には乗れなかった。券を確保する必要があったので、当初の券をキャンセルして4,200円くらい損した。

正直なぜ発券できなかったのかよくわかっていないが、次回以降は当日の予約、あるいは前日までに発券機を使う等、えきねっとを使わないことにする。今の私には荷が重い。

 

1本ずらしていざ岡山へ。道中はすることがなかったのでひたすら動画のための案出しをしていた。普段こたつに入ってやるよりアイデアが沸く気がする(あくまで気がするだけ)。

帰省客で溢れていると予想していたが、指定席の車両はそんなことなかった。空席がいくらかあり、何なら人口密度は低めで、年末年始の旅行もありだなと思った。

自由席車両でも通路に立っているような人がいなかったのではないか。

 

岡山県到着。

大都会岡山などと揶揄されていたが、普通に大都会である。なんてったって駅前にはビックカメラがあるからね!!!

岡山駅前はとにかく買い物する場所が多い。ドン・キホーテイオンモール……あと商店街も。普通に生活しやすそうだし、食べるところにも困らない。ここ住みたい。

 

映画をすぐ見るのも味気ないというか、メインイベントは最後に回したかったので、岡山市内で観光することにした。目指すは岡山城と後楽園だ。

商店街や桃太郎大通りを通りながら岡山城を目指した。道中色々なところに桃太郎やその家来の像が点在していた。富山県もこれくらいドラえもんを推せばいいのに。なお、サルだけ見つからなかったのは何故か分からない。

 

岡山駅から岡山城まで2㎞はない。しかし足は容易に悲鳴を上げた。日ごろの運動不足を痛感した。2024年は運動しよう。あくまで2024年からである。

 

ちなみに、昼食は商店街のサバーというお店。よくよく考えれば岡山名物でも食べるべきだった。頼んだのはランチのサバ刺身丼。写真と異なり量は微妙だったが、サバの刺身は甘い脂が口中に広がって美味だった。

 

岡山城と後楽園については感想なし。

前から思っていたけど歴史に思いをはせるといったことは苦手。粉末の薬を飲むのと同じくらい苦手。分かり切っていたのだが、短時間で行ける範囲の岡山市内の観光スポットはこれくらいしかなかった。

 

なんやかんや時間をつぶしてイオンシネマ岡山に到着した。

驚いたのが鑑賞料金で、なんと2,500円。なぜかドリンクがつくらしいが、それにしても高い。理由を後から知ったが、特別なシアター(グランシアター)らしく、その上乗せ料金のようだ。通常は1,800円。到着時刻から一番近い上映時間のものを選んだが、もっとよく確認するべきだった。

 

開場を待っていると、係員の呼び出し声が聞こえてきた。誰よりも早く会場に入った。その勢いたるやコミケ始発組と同じである。あるいは脱兎。

座席に着くと各種映画のティザームービーが流れ始めた。自分の心音が高まるのを感じた。期待と不安。自分の動画はどう映されるのだろう。fps高すぎたかな?もし会場内で「何このCM笑」みたいな声が聞こえたらどうしよう。

そんなことばかり考えてティザームービーは頭に残っていない。

開場が暗くなり、いつもの映画泥棒の注意喚起CMが流れだし、ついに次は自分の動画か……と緊張が最大に高まった瞬間……映画本編が始まった。

 

嘘だろ……?

 

しばらくは茫然と映画本編を見ていた。が、居ても立っても居られなくなってシアターを後にした。

 

何故流れていないんだ、何故私は岡山県に……。

 

岡山くんだりまで往復4万円(キャンセル料込)ほどかけて来て目的を果たせないとなると、本気で落ち込みそうだ。2024年にもひきずる。このままではいけない。

 

私はもう一度チャレンジすることにした。再び券売機に並ぶ。

選んだ映画は「翔んで埼玉」。CM、映画の対象年齢が合致するものでこの時間から見られるのはこれくらいしかない。すべてをかけた。

 

またしてもそそくさと会場入り。

ティザームービーが終わり、会場が一瞬静まる。

私は不安だった。もしまた上映されなかったらどうしよう。交通費40,000円と映画鑑賞代4,300円、岡山まで来た時間が無駄になる。

 

上映されなかったら係員の方に聞こうかとも思った。

「実は私消費者被害防止のCM作ってて、それが上映前に流れているか確認したくて~」

そんなのやべー奴だろ!等と心の中で突っ込みをいれたりしていた。

 

心配する必要はなかった。自分の動画はしっかり流れた。この瞬間に焦がれていた。

つくよみちゃんが喋る。消費者被害防止の呼びかけをする。最後にオチで注意喚起する。観客にちゃんと響いたのかは分からないが、嘲笑の声は聞こえなかった。

 

その後映画泥棒やまた別のティザームービー、CMが流れていたが、私は自分の動画が流れた光景を瞼の裏に残すことに精一杯だった。

本編が始まるころには、泣いていた。もう二度とできない経験である。例えば仕事で動画を作成してテレビで放映されることはあるだろうか?少なくとも転職しない限りは絶対ない。見られて本当に良かった。

 

男は泣いてはいけないとは言うが、今日くらいは泣かせてもらう。時間がないので本編は見れてない。

 

帰りの豚焼肉定食は美味しかった(見れなかったら味がしなかったかもしれないが)。岡山桃太郎ポークという豚を使っているらしい。豚も家来だったのだろうか?(違う)

 

その他えびめしも食べたり名物を詰め込めるだけ詰め込んで岡山旅行はおしまい。

 

とはいかなかった。

岡山→京都の便で乗り過ごしてしまった。一本後の岡山→新大阪に乗って追いかけることで、とりあえず日帰り旅行の体を保つことができたので良かった(良くない)。

 

行きだけではなく帰りもやらかしてしまったので、しばらく旅行は自由席で済ませたい。

 

例によってオチはない。

限界かもしれない

こんばんは。

 

眠いが眠れないので書きなぐる。

先に断ると、本記事はまとまらない愚痴ばかりで面白い要素はない。

 

最近仕事が忙しい。

元々の要領の悪さもあるが、日付を超えるペースで仕事をしているのは異常な気がする。年度初め・年度末はこういう働き方をする部署ではあるが、これが年末まで続きそうなのはかなりげんなりする。

 

そういえば、昨年着任したときも来て早々に徹夜するハメになった。いい思い出である。いや、良くはないが。

 

忙しくなった原因を考える。

恐らく二つ。担当業務の増加、突発的な業務の増加、クレーマー対応、他関係機関のやり取り。全然二つじゃない件。

 

担当業務の増加

私の係は、ある課に複数存在する係のうちの一つである。課内で、とあるクソデカプロジェクト専任の人材が1名用意された。その代わりにある係の人員が一人減らされたのだが、その分の仕事を当係で受けることになった。

仕事を受けたのは私、係長、同僚(Aさんとする、あとで触れる)。

 

正直ナンセンスな話である。

なぜならば過去にこの係で増えた業務を他の係で面倒を見てくれたことがないからだ。正確には、一時期他の係へ仕事の一部を移したことがあると聞いているが、最終的にこちらの係に帰ってきたようだ。仕事の帰巣本能が強すぎる。

この件に限らず、聞いたところでは昔から

 

他の係は人が減れば仕事が減る。当係は仕事は増えるが人が増えない。

 

単純な比較ができないが、仕事量に応じた人員配置を行うという点で他の係が優遇されていると思う。

なぜ当係が不遇なのか、考えると夜も眠れないのでその分仕事をすることになる(?)

 

余談だが、課全体を平均すると残業が少ないのだが、当係は残業が多い。係として人員を求めたくとも、課全体として要求できない。

 

で、私の受け取った業務は頻度は低いものの、上の人たちの出席を要請する気の重い仕事である。準備に時間がかかる。ついでに言うと苦手なタイプの仕事。

 

加えて。今年は新事業の立ち上げに向けた準備活動を行っている。年度当初の業務担当表に記載のない仕事である。5月くらいに急に係長から命じられた仕事。今は予算要求に汗をかいている。かなり時間を割いている。おそらく来年は周りの人間を動かす仕掛けづくり・実行も必要なので、もっとかかる。今から辛い。

 

突発的な業務の増加

数年に1回のある検査が行われることとなった。手持ちの事業は過去最高に件数が多いため、ここ最近は午前1時~2時まで作業している。作業の第二段階の半分まで終わった。第三段階では市町村に赴いて検査への準備活動を行うこととなり、日中の時間を割くことになる。帰る時間は変わらないかもしれない。

現段階の作業は本来はある程度手を抜いていい作業なのだが、抜かずに確認している。これは完全に仕事のできない人間(行動力のある無能?)のやり方なのだが、「市町村に責任はあるが、すべての市町村に責任能力があるわけではない。」と腹の底で思っているので全部確認した。どうせ何か間違ってるだろうし、間違っていても直さないのでは?と思っていた。実際、明らかに誤りな記載が多かったこともあり、確認してよかったと思っている。

 

あと、最近係長からの頼まれごとが多い。

会議の代理出席、上役の答弁作成、研修会の手配……etc

不思議に思っていたのは、これらの仕事を先に上げたAさんにお願いしないことだ。Aさんは私より年上で、仕事もかなりできると評判の人材。忙しさで潰れそうになっている私よりはるかに適任である(ついでに係にいた期間も長い)。特に代理出席した会議はそこそこ重いものなので私よりもAさんの方が適任なのは客観的に明らかだった。

 

最近その理由を知ったのだが、係長はAさんのことを信用していないらしい。詳しくは書かないが、その理由が事実であれば納得できる内容ではあった。本当かどうかは分からない。

 

ともかく、「Aさんには頼れないからお前頼るわ」という上司の消極的な期待を一身に背負ってしまった。

こういう局面で出世したいような人間であれば、「よし!頑張れば評価上がるかも!」と奮起すると思うのだが、管理職になっても給料が残業込みの平とさほど変わらないことを知っている私はそうはならなかった。

 

今後の方針だが、Aさんと後輩(ここまで登場していない)を係長にプッシュしようと思う。

Aさんについても後輩氏についても、いかに自分より優れているかを主張し、本当に頼るべき人間が誰かを知らしめる。

 

係長も後輩氏に仕事振りたそうな顔してたし上手く口説けばいけそうなんだよな。

 

クレーマー対応

これに関しては完全に運というかなんというか。

出先や関係機関に順繰りに電話で同じ主張を繰り返す方がいる。一本の電話に大体1時間かかるため、貴重な日中の時間が溶ける。最近は要求内容自体が不当要求のそれになっており、取り合うレベルではなくなっているため、本当に意味がない状態。

今日もクレーマー対応のため、関係機関と諸々調整した(相手に骨を折ってもらう形になったが)。いつ終わるのだろうか。

 

 

既存事業

元々ある(昨年から担当している)事業の負担自体、かなり重い。具体的な事務作業名は上げないが、何度も夜遅くまで残って作業するハメになる。過去ファイルの更新履歴等を確認するに、前任もそうだったと思われる。特に令和3年度以降は激動である。

しかし、それが係長には理解できない。「なぜそんなに時間がかかるのか」と思われている。

この係の係長は、過去に係員を経験した者がなるのが通例となっているが、一係員がすべての事業を担当することはない。私の担当してきた業務は係長の経験していない業務であり、その大変さが想像できないのではないか。

このギャップを埋めることは一生できないだろうと思う。心は折れないが、ひびが入りそうになる。

まぁ仮に私が係長の立場でも、担当してこなかった業務については「なんか大変そうだ」くらいの感想しか持てず、どれくらい大変かなど分からないと思う。

 

既存事業には何年も続いているものもある。それならば幾分か効率化されそうだが、そうもいかない。関係機関には人事異動があるからだ。2~3年で担当者が切り替わる。変わったら今まで話してきたこと、教えてきたことはすべて霧散する。

今年は今までと違い、説明会を行った。事業の進め方等に関する話を中心に行った。好評不評色々聞いたが、どうせ後任に引き継がれないんだろうなと思うとやるせなくなる。なので、ある事業についてだが、形に残るマニュアルを遅くとも年内には作る予定。事業全体ではないが、今まで市町村がやり方を理解していなかった作業について作成する。絶対に後任に引き継がせて効率化させる。絶対遅刻するマンな市町村には意味がないかもしれないけど、期限通り提出するにはどのようなスケジュールを立てればよいか示す。

余談だが、遅刻する市町村ってある程度固定化されている印象なんだけど、そういう風土なんだろうか?

 

例によってオチはない。

 

来年は一人で行けるよう頑張ります

曇天。周りに車はいなかった。いつもより静かな県道をゆっくり走っていた。

 

前日、年齢不詳の男から届いたメッセージが私を道場へと走らせた。

「明日大会に行くなら7時半に道場に来て下さい」

 

「行くなら……」

 

昨日は県外で将棋大会だった。交通費もバカにならないので、複数人で乗り合いで行くという趣旨の集まりで、急遽私も参加させてもらうこととなった。

集合場所は地元の将棋道場。

 

その日の乗り合いメンバーは4名。

運転手:年齢不詳の男(20代であることは分かるが、年齢が分からない)

助手席:50代男性

後部座席(助手席後ろ):大学生

後部座席(運転席後ろ):自分

 

来た順に着席したらこんな感じだった。年齢不詳の男は50代男性をピックしてから集合場所へ乗り込んできた。

比較的若いメンバーだからだろうか、50代男性以外は朝が弱いのかローテンション。一方、50代男性は口から生まれたかのようなマシンガントークをぶっ放していた。話題の方向性も飛び散らかっていた気がする。多分気のせいだ。

 

正直話を聞いていてもテンションは上がらなかったのだが、50代男性がかつて「自分の段位を返納したい」と将棋連盟に直訴の電話をしたというエピソードには目が覚めた。

 

返納て。運転免許証かよ。

 

その問い合わせの異常さから連盟の方に電話を切られたそうだが(大正解)、まぁまぁ狂ったエピソードである。

 

隣の大学生も声を上げて反応していたので、驚いたのは私だけではなかったと思う。年齢不詳の男は「そうなんですね~」と興味なさそうな反応。

彼はいつもこんな感じだ。そこがいいところでもある。

 

この日の旅程は当初、途中まで高速道路、途中から下道で向かうというものだったが、当日急にALL下道となった。なんでやねん。

 

年齢不詳の男は運転が荒いように感じた。北陸自体、他地方にもれず運転マナーが悪い土地柄だが、その日の彼の運転もなかなかに荒かった。曲がるときや車線変更時はウインカー出そうな。そういう無頓着でおおらかなところも彼の良いところ。かもしれない。むしろあれくらいの運転が普通な可能性もあるし、他者から見た私の運転も危なっかしいものかもしれない。

 

会場に着くと、毎年恒例の会場。

乗り合いで行くという選択は正しかったとこの時は思った。変な時間に行くと、駐車できなかった可能性がある。何せこの大会の参加者数はめっぽう多いのだ。

 

大会の名前は北國王将杯。北國新聞が主催の大会で、北陸三県在住の人のみが参加できる大会。

特筆すべきは賞金の存在。大体の大会の商品が盾やトロフィー等にとどまる一方、この大会はお金が出るのだ。金額は公には伏せられているが、それなりの金額である。

この賞金欲しさに過少申告者が段位戦に腕っぷしに自信のある将棋指しが出場するのである。

私はそんなに卑しくないので、純粋に腕試しである。次の大会で使う戦法の試運転。

 

大会ルールは予選4人1組1勝抜けの北陸スタイル。30分切れ負けという終わることを最優先としたオシャレなやり方。

 

今回の乗り合いメンバーで一番の注目は大学生。彼はまだ段位免状を持っていない。つまり、初段位戦に出場することができる。残りのメンバーは三段位免状以上を持っているため、一番上のクラスに出ることになる。私は除いた二人は、大学生の賞金獲得に期待していたに違いない。長井秀和もきっとそう思う。間違いない。

なお、私は決して「ご相伴にあずかろう」等とは思っていなかったことを申し添えておく。

 

「期待しないでください」

彼の言葉選びは勝つ人間のそれである。謙虚に装っておきながら傲慢。そんなのはこの将棋界では魚が泳ぐのと同じくらい当たり前のこと。しかし、その常識は後で覆されることになる。

 

ここで他人の話から離れて、大会を軽く振り返る。

1局目は相穴熊

広瀬先生のような5筋つっかけ。

同歩ではなく86歩同歩を入れてから55歩と戻された。筋と思って54歩と垂らしたが、ソフト的には55同角が勝るらしい。54歩は三番手。正直に言うと、55角と出る展開の読み筋がよく理解できなかった。多分、同じ局面を次に迎えた時には69飛か54歩を指すと思う。

 

 

進んでこの局面。角頭の歩を突かれて飛車を浮いたが、あまりよくない手だった。こう進むと後手の飛車は広いが、こちらは存外狭い。ここで74歩は突けない(75歩で萎え)。

この将棋を振り返って気づいたのだが、この戦型は角の可動域が大事だ。広げずに角の頭を守るような展開は何であってもダメ(銀で守ったり、本譜の浮き飛車もダメ)。歩は損してもよいから、とにかく角を自由に。

5筋をつっかけたなら、5筋に飛車を回すことで角の引き場所や出る先を作ることが肝要だった。

あと、飛車角側の端歩は受けた方が良いと思った。突いた手が得になる変化が多い(本譜は端歩で桂を逃げる展開に)。優先して突く必要はないが、98香よりかは優先すべき手だと思う。

 

本譜はこの局面で46銀。一目悪い手だが、相手も74歩と指してきたので55銀と出て形勢逆転。以下、チャーリーとと金工場で寄せて勝ち。

 

2局目は四間飛車穴熊VS5筋位取り。

ノマ三を指していた時代は食らわなかった戦法(たいてい5筋の歩を受けていたため)。

この局面、同行者らと検討したところ、端歩を突くのが攻めとしてベストということだった。なぜこの端歩突きを思いつかないのか。

 

ちなみに本譜は58飛と回ってから56歩と突いた(相手は玉側の端歩を突いた)。実はこれでも先手有利だったようだ。同歩同銀55歩に65歩からガンガン駒を交換していくのが良い。途中67銀と打たれるが、飛車をかわして、流れで55歩から54銀。最後に拠点が残る形になる。

実践は67銀と指されてそのあとの展開に自信がなくなった。変な攻めをしてしまい、負け。だが、攻め続けることはできた。

 

~今回の学び~

四間飛車穴熊は角頭を守るより、角を自由に動かす手順を優先してかんがえる。

・飛車角側の端歩は受けた方が得

・5筋位取りには、5筋で駒をぶつけていくか、薄い端歩を狙う。

 

ということで、予選抜け本戦1回戦で負け。年齢不詳の男、50代男性も同様だったらしく、揃って帰る準備を始めたが、残るは大学生。

 

大学生が対局中だったので、覗きに行った。局面は恐らく敗勢(良くて劣勢)。時計を切らす勝ち筋もなさそうだ。

事件が起きたのは見に行ったすぐあとだった。

気合がノリにのった相手の方が、着手に伴い自分の持ち駒を吹き飛ばしたのだ。当然ながらすべて拾ってから着手するのだが、時計を押し忘れている。

 

それに気づいた大学生は、「押してください」という意のジェスチャーを相手に示す。

 

50代男性の表情が変わったように思う。

 

「何をやっているんだこいつは」とでも言いたげな……。

 

きっと驚いたのだ。なにせ普通の将棋指しは指摘せず相手の時間を削ろうというこすい考えにまみれるからだ。

 

誠実さ。

人が将棋指しになるとき、真っ先に捨てるものである。

 

この大学生は間違いなく誠実だ。将棋指しとしては終わっているが、人間としては終わっていない。真人間である。

 

最後は自玉が受けなしとなり負けたが、本当に久しぶりに人間を見た気がする。いいものを見た。

大学生の将棋が終わり、50代男性が一言。

 

「どっか飯いくか」

 

帰路も帰路とて意味のない会話。しかし、これが乗り合いの常識であるということは忘れてはならない。運転手へ最大の敬意を払い、運転手と会話するのも同行者の仕事である。断じて寝てはいけないのである。私と大学生は少し寝た。

 

目が覚めるとそこは地元だった。

なぜか繁華街のパーキングに向かっていく。

 

「降りるぞ」

50代男性が言い放ち勇ましく繁華街へ向かう。

 

大学生がぽつりとつぶやく。

「てっきり金沢でご飯でも食べていくのかと思っていました。帰ってきたから何もなしで解散かと思ったんですが……」

 

私もそう思っていた。時刻は16時過ぎ。

50代男性は浅い時間から飲みに行くつもりだったのだ。道中そんな気配はあったものの、いきつけの飲み屋に振られている様子を見ていたので、頓挫したのだと思っていた。

 

飲みへの執着が強い。

 

なんだかんだ、16時半に開店する秋吉で一席設けた。

将棋を指した後に焼き鳥をつつくのもたまには良いものだと思った。

 

書くのがつかれたので、ここまでにしておく。

 

例によってオチはない。