正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

環境を整えること

こんばんは。

杉本七段の「弟子・藤井聡太の学び方」を読んだ。藤井聡太六段の師匠である杉本七段がどのように藤井聡太六段と接してきたかの記録である。

 

印象として、特徴的なのは直接教えようとしていなかったことだと思う。しかし、育つ基盤を着実に積み上げていったという風に見えた。

将棋のことについては師匠に反論しても良い。兄弟子たちと競い合える環境づくり。こういったことが藤井六段の成長を大きく促した。

個人的には実力が格下の人に反論されたときにはいい気分ではない。「俺なんかが分かるのにお前が分からないのか」といった謎の上から目線と一緒に反論される機会が多いからかもしれない。そういったところを許せないあたり、指導する側にはまだなれないなと思う。

競い合える環境って大事だと思っていて、一緒の方向を向いている人間がいるだけでも頑張れるものだと思う。もっとも、そこから抜きんでるには個人の取り組みが大事で、藤井六段にとってはそれが詰将棋だったんだろう。

親も環境に含まれてて、子供以上に一喜一憂してたり子供が負けないように下のランクの大会に出させるようなことをしてはいけないのだ。そういう親って意外にいるよなあ。でもそれって長期的に見るともったいない。

 

さて、この本を読んで環境を整えることが重要だと認識させられた。

自分に師匠はいない。仕事も私生活も。だから自分で環境を整えていかなければならない。

どのような環境ならば能力を伸ばせるだろうか、いや、そもそも伸ばしたい能力とはなんなのか。考えて実行したいと思う。