正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

イナズマイレブン 染岡竜吾の偉大さを語る回

染岡さんという方をご存じだろうか。もちろん、日本国民の大方は染岡さんをよく知っているので愚問だと言うことは重々承知の上だ。

 

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アニメ「イナズマイレブン」より

 

 

そう。上の画像の真ん中にいるピンク髪の男だ(左は豪炎寺、右は吹雪というFW)。ちなみにこの時点でまだ中学生だ。貫禄を感じさせる佇まいに痺れる。この男の偉大さをいつか語りたいと思っていたので、今日遂に語ることとした。

 

染岡さんの偉大さを3点挙げたい。

 

①人間臭さ・諦めない姿勢

このイナズマイレブンという作品は登場キャラクターがみんなサッカーを行う上で必殺技というものを発動させる超次元サッカーを取り扱っている。シュート、ドリブル、ディフェンス、キーパー技がある。

当然、必殺技を使えた方が使えない凡人より優るのだ。そんな世界で、当初染岡さんは必殺技を持っていなかった。凡人からのスタートであり、そんな彼が必殺技を習得し頭角を現す光景を見ていると胸が熱くなる。まさしく努力の人なのだ。

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アニメ「イナズマイレブン」より

 

オカルト中学との対戦前の描写が特に好きだ。

豪炎寺というエースストライカー加入により湧きたつ雷門イレブン。

染岡さんは妬みつつも豪炎寺のすごさを認める。妬みつつも相手を認めるってなかなかできることじゃない。その後豪炎寺は豪炎寺、自分は自分と割り切り必殺技の習得を目指して特訓する。自分が雷門のFWとして活躍することを諦めていないのだ。諦めの悪さが出たのはこれだけじゃない。

 

世界への挑戦編では一度日本代表候補から落とされてしまう。FWは優良な選手が多い激戦区だった。しかし、そこでも諦めず練習を続け、※入れ替え制度により一回りも二回りも大きくなって世界の舞台に舞い上がってきたのだ。

イギリス戦、つまり世界デビューの一戦で新必殺技を披露し日本人初ゴールを奪っている。世界のはじめてを奪ったのだ。

※代表が決まった後でも代表になるチャンス

 

②精神的な成長

実はこの作品、あまりキャラクターの性格といった部分は変動しない。精神的な壁を乗り越える描写が少ないのだ。能力はどんどん上がっていくんだけど。

しかし染岡さんはどんどん大人になっていく。FF編では後輩のイタズラに切れたり我慢が利かない部分もあった。エイリア編では力を欲し※エイリア石の力におぼれたりした(モミ岡さん)。しかし、先のイギリス戦ではスタメンではないという状況に「待つのには慣れてる」と言い放つなど明らかに大人になっている。

※選手の力を限界を超えて引き出す石

 

↓力におぼれかつてのチームメイトを吹き飛ばす染岡さん。もみあげが長い。

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アニメ「イナズマイレブン」より

 

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アニメ「イナズマイレブン」より

 

↑待つのには慣れていると大人の余裕を見せる染岡さん

 

③最強のかませ要員

どのバトル作品でもどんどん相手は強くなるし、相手の強さを示すためにはかませ要員が必要。これは古今東西変わらないと思う。それをこの染岡さんは自ら買って出ているのだ。

今思えば世界相手に初ゴールを奪った男が弱いわけがない。しかし、そんな染岡さんが相手の必殺技をまともに食らってしまう描写はめちゃくちゃ多い。これは偏に相手の強さの演出に貢献しているからなのだ。つまり

 

染岡さんは強くなり続けている→○○(敵)が染岡さんを倒す→○○は強い

 

という綺麗な論法が出来上がるのだ。さすが染岡さんだ。

 

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アニメ「イナズマイレブン」より

 

↑必殺技を食らって氷漬けにされる染岡さん

 

 

このように染岡さんはイナズマイレブンにおける最重要キャラであり、彼が居なくてはイナズマイレブンの醍醐味である「仲間で努力して強大な敵に打ち勝つ」ということは表現しきれなかったのではないか。その意味で、染岡さんは偉大なのだ。

 

これを機に改めて染岡竜吾の偉大さを知ってもらいたい。