正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

動画コンテストを振り返る

こんばんは。

 

先日挑戦した動画コンテストについて、落選の連絡があった(当落の結果は他言無用ということだが、コンテストの名前を言わなければ問題ないと思う)。

 

一次選考は通過し、その連絡があったときは「もしかしたら……」と淡い期待があったが、淡いだけだった。

何が悪かったのかが分からないのが、将棋や仕事と違うところだと思う。

使用素材に不適切なものがあった等のルールの問題か?ほかの作品に見劣りしていたのか?全然分からないが、動画の展開は悪くないはず。

 

ただ、作品を振り返ってみて思うのは、演出にこだわりすぎているということだ。

「〇〇の演出を入れたい」という気持ちが強く、内容に釣り合わなかった可能性がある。

あと、画面の切り替わりが激しくなる癖が出てしまっているように思う(抑えたつもりだが)

YouTubeで出している弊害かもしれない。

 

気持ちを切り替えて、岡山県の188AWARDに応募する。若者の消費者被害防止を呼び掛ける動画のコンテストだ。

 

知り合いに情報商材沼にどっぷりはまっている人がいるので、その人に見てもらうイメージで作ってみた。

しかし、残業続きで動画編集、というよりプロットの出来が甘いため、前回以上に期待できない。

 

それでも出さないよりはマシだと思い、限定公開している。

もっと時間があれば……。

 

今年はあともう一つか二つ、コンテストに出せればいいなと思う。

 

例によってオチはない。

大会を振り返る

こんばんは。

 

昨日は将棋大会だったので振り返りたい。どこかの大学生みたいに面白い文面にならない点が申し訳ない。

 

1戦目。道場でよく指す方と。

こちらのゴキ中に相手は持久戦模様の駒組。

指しているときは全く手が見えなかった。

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同歩と取られるのを祈ったが、そうはいかなかった。飛車を74に引かれて、64歩同銀75歩94飛と進み、68角。68角を見つけるのに持ち時間を大量消費。

以下、65歩77桂45歩同歩68角成同飛で一旦捌けた。

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進んでこの局面で54飛と回る手が良い手でこちらの駒得ながら、いい勝負。しかし、その先で対応を誤る。

 

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49銀と受けたのが恐らく敗着で、ここは39銀と指してまだまだ。先手としては66角や63角の筋を選ぶと思うが激戦だと思う。本譜は57から絡まれて受けが難しくなり、以下負け。

 

2戦目。

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相手の3手目角交換からのよく分からん将棋。こちらは筋違い角で2筋の突破を図ったところ。次に58角成があるので26歩は妥当。以下34角47銀にもう一度25歩。

 

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以下、同歩同角26歩27歩。

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ただの罠である。

26歩と押さえたところでは、27歩と打つのもある。振り飛車からの27歩に同飛は角を切って割りうちが決まる(将棋は決まらない)。

 

おとなしく指されればただの手損になってしまうので、あまりやるべきではない変化だったかもしれない。

 

48飛と回られたので主張がとおり、まあまあ指せる展開に。以下、将棋は負けになり、時計のたたき合い。なんでやねん。

双方の時計が落ち、指し直し。なんでやねん。

 

2戦目(2)。

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やっと勉強してきた振り飛車穴熊が指せた。お相手の方は対振り右玉で、足早に角頭を狙われている。金銀が間に合う形で助かった。

 

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以下、41飛54歩同歩45銀35歩54銀24歩53歩42金43銀成

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途中79角成の筋を消す手もあったが、踏み込んだ。実際は先が長いが、大体優勢。穴熊を指すならこういった指し方ができなければならないのだと思う。

 

3戦目。再度道場でよく当たる方と。

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戦型はノマ三の相穴熊。途中、美濃に組んで戦いたい気持ちもあったが、それだと意味がないので

対局中はこの局面で72飛が怖かった。以下、65歩同歩68飛でどうか。振り飛車も指せなくないが、桂馬が邪魔なので、先手の構想に難があったかもしれない。

本譜は95歩同歩75同歩95香。96歩のような手なら76歩と打てる。普通にいい仕掛け。

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とりあえず飛車が捌ける形になった。本譜は77角成から大捌き。

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ここで36桂をケアしておくべきかが分からなかった。ただ、ケアする手は相手の攻めを早くする可能性があるため止めた。それよりも、もらった桂で端攻めする方が良いと判断した。この辺の感覚がまだ養われていない。

 

後で銀冠の将棋も触れるが、穴熊と銀冠の大きい違いが、桂香で崩せるかどうかである。穴熊は遠くてかたいけど、桂馬香車がちゃんと攻めゴマになる。銀冠は穴熊ほど遠くないけど、桂香が攻めに使いにくい。何が言いたいかというと、左辺の単なる捌き合いでよくするのが難しいと思っている。

 

端攻めが成功し、局面は恐らく良しだったものの、二転三転し、最後は敗勢。時計のたたき合いに。なんでやねん。

 

4局目。よく大会運営されている方と。

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正直この局面に尽きる。

本譜はここで55歩同歩同銀86歩同角と進み、粘りようもなく負け。

86歩に同歩とする変化も当然読んでいたものの、7筋を絡められてうまくいかないのである。なお、局後の検討でもやはりこの局面での55歩の変化はダメそうである。

 

要点としては、将来伸びてくる4筋の歩に金があたってしまうこと、飛車走りに桂をぼろっととられること、先手の角の可動域がせまいことが問題だ。

解決策としては、37金、69飛のような手を入れてから決行すること。

 

ちなみにだが、広瀬本では居飛車が45歩と角筋を通している場合は55歩が成立するような手順が示されていた(角交換できるため)。手順自体は納得はしたのだが、その数ページあとに本局の類似(端歩の位置が違うくらい)局面で「55歩いけまっせ!いけるから居飛車は62飛って指すんですわ!」的なことを言っている点には納得がいかなかった。

 

 

関係ないけど、新聞を受け取らなかったのはあかんかった。

 

例によってオチはない。

昨日の将棋を局面図で考える回

こんばんは。

 

昨日は石川県まで将棋を指しに行ったので、その振り返り。

 

大会はアマ王将位北陸大会。居住地等の要件がないため、北陸だけでなく、全国から強豪が集まる大会だ。

会場はいつもの会場ながら、県外の大会に出るのが久しぶりなので、グーグル先生に聞きながら向かった。道中ラムーを発見してテンションが上がったのを覚えている(帰りに絶対行くと決めた)。

 

会場に着くといつもの石川県の運営の方々。将棋人口がそこそこいるからか、運営がスムーズだった。

 

方式は30分切れ負けの北陸らしさ溢れるルール(偏見)。いや、北陸は切れ負け多いやろ絶対。

他の対局では時計のたたき合いがあり、「将棋では勝っているのに」というボヤキも聞こえてきた。北陸の将棋指しがそれを言うのか……と思ったものだ。

 

初戦はKさんという方。大学生みたいな若い見た目の方だった。

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先手(自分)早石田の出だしから相振り。

次に8四銀と出る手があるので8五歩と打つか迷ったものの、攻めを敢行……できなかった。

 

9五歩同歩9二歩同香で下図。

 

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ここで5六角が読み筋で、8二銀と引くのは8四歩、8四銀には同飛同歩9二角成の予定だった(あとは7四歩?)が、後者の変化に自信が持てず、この局面で(は?)6五銀と指した。アホ。以下、銀桂と角の二枚替えになり、終盤に妖しい手を連発したものの、追いつけなかった。

 

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この攻め方、将来金と桂馬が入るんだけど、馬、桂馬、金で寄せきるビジョンが見えなかった。

 

調べたところ、相手の方は去年の石川県の県代表らしい。

我ながらネトスト力が強い。

 

2戦目。石川県の強豪っぽい人。調べたらちゃんと強豪だった。ネット社会の良しあし。

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この局面、実は類似局面をかなり指していて、駒組に何の疑問も持っていなかったんだけど銀上がりがあかん手。3筋5筋の歩を切られて行き場所のない歩越し銀が上手く使えず作戦負けに。

 

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上の図から、銀損の無理攻めを敢行。相手の方が丁寧に受けようとしたのでグダったものの、差が縮まらない進行。最後は一手違いの形だけ作らせてもらった。投了。

 

負けたあとは強豪の将棋を眺めていた。次のブロック大会に向けた戦型チェックをしていたが、何の成果もありませんでした。皆さんもしかして何でも指される?

 

本筋には関係ないが、大会会場では昔馴染みの子供がいた。いや、もう高校生なのだから子供というのも不思議なのだが。

 

彼は県外から遠征してきた強豪を一人しばいていた。終盤だけ見ていたが、最終盤に敵陣に放った金が相手の寄せを制約する好手(局面図なし)で、身長だけじゃなくて将棋も成長している。

月日の流れを感じて吐きそうになった。GG

 

ずっと立ってるのがつらくなったので、会場を退出して地元に帰った。ラムーに寄るのは忘れていた。

 

夕方はたまにいく将棋道場で、練習将棋を数局。

最近私は四間飛車穴熊を勉強しているのだが、驚いたのが下の局面である。

 

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私が四間穴を指すと、ほぼこの局面になるのだ(相手の金の位置に違いがあるが)。何が言いたいかというと、四間穴を持ってのこの局面の誘導力が高すぎる。

勢いで指してたけど、研究した方が強い将棋だと思う。この将棋を研究すれば、格上にも一発入るのでは?という気持ちと、格上はこれを避けるか、同じように研究するんだろうなという気持ち。

だから、四間飛車穴熊を採用するならば、この局面を研究するのと同じように、他の作戦(銀冠やトーチカ、急戦等)の研究をする必要がある。次の大会には間に合わないが、10月までには間に合わせたい。

 

最後にこの局面。道場のおじさんと指した将棋。自身がおじさんになるにつれ、周りのおじさんをどう形容すべきか分からない昨今。

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ここで3七桂と指した。狙いは次に2五桂同桂2六歩とついて桂馬を交換しつつ歩得することである。

 

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桂馬だけで位を支えているときによくある手筋で、駒落ちの上手を持っているときや、対抗形でよくある筋だが、穴熊でやったのが良くなかった。

桂取りについた歩をかわして端に桂馬を成るのが好手(全然見えていなかった)。当然香車で取り返すが、冷静に下の図を見る。

 

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この局面、振り飛車が歩を得しているが、それ以上に損している。(桂馬を抜きにして)形だけ見ると、居飛車銀冠が振り穴に2筋の歩をつき捨て、1筋の香車の頭に歩をたたいて吊り上げたものと同じだ。そんなことされたら普通は駒台に歩が2つあるはずだが、1つしかない。なんで?

1枚歩を得する代わりに、2枚分の働きをされている。

桂馬を跳ねる行為自体が自玉を薄くするのに、先手は自分で手をかけてこの局面を作っているのである。救いようがない。

 

代案としては、相手の角が上がる前に桂馬を跳ねることだと思う(四間飛車穴熊VS銀冠の手筋を応用)。まぁ、そもそもしない方が良い説もあるけど……。

 

大会を総括して

序盤で作戦負けというパターンが最近多すぎる。これを何とかしない限りは「終盤力の差で負けた」なんて言い訳すらできなくなる。勉強するしかない。

 

例によってオチはない。

久しぶりに将棋大会に出場したという話

こんばんは。

 

まずは謝りたい。

いたるところで将棋の県代表を獲得したという話をしたが、前提条件を伝えていない。

①朝日アマ名人戦の予選(次に地方ブロックの予選があるため全国直通ではない)

②県予選の参加者20名うち、2名が代表(!)

③超変則的な大会ルール(運営)

 

上記を踏まえ、この県代表が誇るほどのことかは審議が待たれる。

 

「いやいや、20人といってもつえー奴がごろごろいる20人だろ?」と言ってくれる人もいるかもしれないが、そんなことはない。せいぜい強いのは5~6人くらいである。残りは私を含めてエンジョイ勢だ。しかも、変則的なルールにより、ほぼ必然的に山に偏る仕組みなっていた(ちなみに私は強い人が少ない山にぶちこまれた)。

 

前置きが長くなったが、本大会の変則的なルールと対局の概要について記事にしたいと思う。なお、この記事は主観を交えながら、思い出したままに記載しており、分かりにくいことを申し添えておく。

 

1大会の進め方について

まず、大会開催前に共有されていた概要を紹介する。以下のURLの通り。

toyamashougi.sakuraweb.com

最近はこんなこんなサイトまであるんだね(めっちゃ良いと思う)。ここではスイス式4回戦と表記されている。

 

ところが、大会運営の方が配っていたチラシでは、「スイス式」のあとに(変則)という文字が手書きで加えられていた。この(変則)が大会当日に波紋を呼ぶことになる。

その他いつもの大会と異なる点としては、大会開始が午後であることだ。初めて知ったときは「これ、何時に終わるんだろう」と思ってしまった。ちょっと参加を躊躇ったのは秘密である。

 

大会当日は暑かった。会場の公民館は駐車場が少ないこともあり、早めに会場に着くようにした。停められたのだが、人によっては最初から駐車を諦めて公共交通機関で来られた方もいるらしい。実際駐車場はほぼ満車。

 

会場に着くといつもの面々……というわけではなく、知らない人ばかりだった。大会に出る頻度が減ってから知らない人が増えた。よく分からんけど富大生が集まってドヤドヤ語っていた。なんか強そう(KONAMI)。

 

この大会はアマレンのレーティング大会でもある。そこで大会申し込み時にはレーティングを持っているかの確認、持っていない場合は仮レートの設定が必要で、受付には時間がかかる。そこで、参加費の支払いは1回戦終了後に行うこととなった。

スイス式は負けても帰れないから、これに関しては別に悪くない判断だと思った。運営が2人と少なくても、スムーズに開会時間に間に合わせるためだろう。

 

ちなみに自分のレートは1800くらい。そんなにあったのか。

 

全員のレートが調整されたあと、開会。

運営のあいさつとともに、スイス式(変則)のルールについて説明された。

この大会で言う変則とは……

・大会の1回戦はレート順にあたりを決定(通常のスイス式)。

・2回戦以降は通常のトーナメント。

・2回戦のあたりは1回戦の勝敗とレートの高低によって決定。勝った人はトナメ参加、負けた人でもレートの高い順にトナメに組み込まれる。

 

この方式の良いところは大会の進行がスムーズな点である。通常のスイス式であれば全員の勝敗が明らかにならないと次のあたりを決められないのだが、これならば全員の歩幅を合わせるのが1回戦だけで良い。ただ、通常のトーナメント方式での進み具合とどう違うのかが上手く理解できない。

 

大会方式の説明後、会場からはあれやこれやと声が聞こえたが、取り立てて異論を申す人はいなかった。

 

1回戦の結果、レートの高い方がすべて勝った。その結果、レート上位16名でトーナメント山を作成、残り4名はトーナメントに参加できない代わりに慰安戦を行った。

 

私はここで3つ引っかかった。

1つは「1敗した」+「他者よりレートが低い」というだけで代表になれなくなる人がいる点である。上記の「残り4名」がこれにあたる。

この県の通常の大会では4人一組のリーグの1勝抜けの予選→トーナメント という流れなので、1敗しただけで可能性が潰えることはない。

まぁそこはスイス式も実質的に変わらないから良い気はする。

 

2つ目。本大会は最初から4回戦で代表を決めることとなっている。今回は20人だったから勝った人(やレートの高い人)から順に16人を選出し、ちょうど4回戦で終えることができたが、例えば40人参加していたらどうしていたのだろうか?

 

3つ目。トーナメント表の作り方である。2人の代表を選ぶために、2つの山に分ける必要があるが、その分け方が問題。今回はレートが高い方がすべて勝ったこともあり、山ごとに参加者の強さが異なる。

2回戦の組み合わせを下のように記載。

(〇位はレートの順位、〇位-×位はあたりを示す)

山1

1位-9位、5位-13位、3位-11位、7位-15位

山2

2位-10位、6位-10位、4位-12位、8位-16位

 

分かりにくくて申し訳ない。今回については、奇数順位の人が山1、偶数順位の人が山2に分けられた。

はっきり言うと山2の方がレベルは低かった。また、当然ながら、山1と山2それぞれで参加者のレートを合計したら、明らかに山1の方が大きい。私が入ったのは山2である。

 

そんな引っかかりを心に残したまま対局していた。

ちなみに、1回戦では年齢不詳のある男がおじさん相手に必死に遅延行為をしていた。局面は優勢ながら、決めに行かず、ひたすら相手の駒を拾い続けていた。

おじさんも決して投了せず、まるで二人で示し合わせているかのようにひたすら将棋を長引かせているのである。大会方式をいくら変えようとも、進行はやはり参加者次第なのだと思わされた。

なお、おじさんは「投げ時を見失った」との弁だったが、手数の数だけあったと思う。

 

その遅延局がなかなか終わらなかったこともあり、アンケートが行われた。内容としては「大会の会場はどこが良いか」、「大会は弁当がついた方が良いか」といったことについて答えるものだ。設問が恣意的だったが、アンケートを取ることは素晴らしい取り組みだと思う。基本的には主催者の都合で決まっていた部分について、参加者目線で意見を伝えられるからだ。回答が20人と少なかったのが残念だが……。

机に広げられたボールペン。会場人数に対して多すぎる。もっと参加者は多い予定だったのかもしれない……。

 

皆がアンケートを書き終わったころ、遅延局が終了し、すぐさま2回戦の組み合わせが作られた。この大会方式のメリットをかき消すほどの遅延だった。この時すでに14時を超えていた。

 

大きな問題はここからである。

2回戦の組み合わせが発表され、着座した段で運営の方が放った言葉が衝撃的だった。

 

「さっきの対局で負けたにも関わらずトーナメントに参加している方~!負けたのにトーナメントに参加してる方いますか~?手を挙げてください~!」

 

何事かと思った。

 

「負けたにも関わらずトーナメントに参加している方はハンデとして持ち時間を5分減らしたいと思います!」

 

会場が「?」で包まれた。

曰く、1勝者VS1敗者の組み合わせの場合は、1敗している側の持ち時間を5分減らすということらしい。

先のURL然り、チラシ然り、持ち時間15分の秒読み30秒と書かれている。2回戦が始まる直前に新しいルールの通達。

 

どよめく会場。集まる視線。止まらない説明。

 

口を開いたのはカレーうどんのおじさん。

界隈ではカレーうどんを振舞う人として認知されている人である(いつか食べてみたいものだ)。正直何を言ってるかちゃんと聞こえなかったこともあり、想像で補っているところもあるが、発言の概要は以下のとおり。

・そんなルールは聞いていない

・1敗者が不利じゃないか?

 

ちなみにこのカレーうどんおじさんは1勝者である。彼はルールが有利になる立場だが、それでも苦言を呈したのである。

このハンデ(?)の是非はともかく、事前の通達がなかった点は残念だった。あと、そうするなら時計は事前に設定しておくか、あるいは設定するよう周りに手伝いを求めて良かったと思う(時計の設定に時間がかかって2回戦の開始が遅れたので)。

 

余談。後に聞いた話だが、参加していた子供の保護者は「自分で組み合わせを決めたはずなのに、なぜ「負けたにも関わらずトーナメントに参加している方~!」と確認しているのか」不思議に思っていたらしい。この県将棋界はそういうところです。

 

剣吞な雰囲気になりながらも、なんだかんだ受け入れるのが県将棋界のメンバーのすごいところ。慣れなのか、ハンデなぞ関係ないということなのか。

 

そんなこんなで、この変則式のルールにより、あたりがかなり楽だったこともあり、代表になった次第である。

強い山、弱い山があったという意味で、私の代表はルールによる産物と言って差し支えない。運だけ県代表、爆誕である。

しかしこのルールを次回以降も採用されては困る気もする(今回は得だったが、次回は立場が変わるかもしれない)せめて山の組み方だけでも工夫できないだろうか?

 

2将棋の振り返り

申し訳程度に指した将棋を振り返る。

 

1局目は大学生。

戦型は三間VS中飛車穴熊

よく分からない形になったものの、左穴熊に負けることがあまりないので気楽に指した。中盤の入り口で細かく動いて微妙にリードを稼ぐも、絶妙に方針を立てづらい形。技をかけようとしても妙にかけられない。

終盤良くなるも、一手戻すべきところで戻さなかったために詰むや詰まざるやの展開に。最後は相手が受けを怠ったところを即詰みに打ち取った。勝ち。

 

2局目は中学生?名前が難しくて書けない。

戦型は三間飛車VS左美濃棒銀

左美濃棒銀の組み合わせって上手く指すのが難しい気がする。初心者っぽい感じだったのでボロボロ駒得してスパッと決めた。遅延はしなかった。

 

3局目は本大会最高齢の69歳の方と。

戦型は石田流+穴熊VS銀冠

石田流に対し飛車を7筋に置く通称「土下座飛車」で対応されたので、穴熊に固めてからドン!本組に組んでいたので、97の角が寄せに抜群に効いた。快勝。

 

4局目は社会人?の男性と。

戦型は三間飛車VSエルモ囲いからの力戦

急戦模様だったので金を67に上がって受けたが、それを見て相手は玉を固めていく。エルモが元なのでそんなに固くならないが、こちらも美濃を決め打ちしており、金が離れていることからなかなか固くならない。おそらくお互い不本意な形。

こちらの動きすぎで陣形がバラバラな状態で終盤に突入。形成は劣勢だったが、相手の手に乗じて罠にハメ、王手銀取りをかけて逆転。

それ以降はこちらが攻めて相手が受ける展開。相手の時計が落ちてこちらの勝ち。

 

ブロック大会では罠にはまってくれることはないと思うので、こういう指し方はこれ以上できない。真面目に将棋するか。

 

例によってオチはない。

 

 

忙しさで埋めれてしまうという話

こんばんは。

 

最近よく、自分のこれからの人生について考えている。どうも私は流れで考えたい生き物らしく、今までの人生を振り返りながら考えることが多い。

 

単刀直入に、私は今まで自分の人生と適切に向かい合ってこなかった。そのツケを今払っている気がする。例えば、結婚したいと言いつつ、行動に本気が伴っていなかった。

 

一番の問題は自分の人生と向き合う時間を忙しさで埋めていることだ。

 

仕事の際、よく重要度と緊急性の二軸で優先順位をつけて取り組むべきだという意見がある。これを人生に置き換えてみるのだが、仕事は重要度が低い一方で緊急性の高いものである。目の前の生活のために今すぐやり必要がある。

他方、例えば結婚を目指す/目指さないの判断は人生において重要性が高い一方で緊急性が低い。言ってしまえば、今すぐやる必要がない。

ちなみに最近ハマっている動画投稿は重要性も緊急性も低い。ダメじゃん。

 

緊急性だけで考えれば、仕事を優先すればいい。しかし、そうすると、自分の人生における重要な判断を最後の最後まで後回しにしてしまい、すべてが手遅れになってしまう。婚活を例にすると、「いつでもできる」との考えで後回しにし続けた結果、まともに相手が見つからない年齢になるといったことだ。

 

今、私は仕事の忙しさで自分の時間を埋めてしまっている。心のどこか奥底でそれを望んでいた節もある。

「今は忙しくて考えられない」

そういった免罪符が欲しかったのだと思う。何なら忙しさを生むために趣味に取り組んでいる可能性もある。

 

その結果、この年になり、色々な選択肢が狭まっている。これから下す決断はきっと消去法的に導かれるものであり、普通の人生の最善手ではないだろう。しかし、それでも歯を食いしばりながら向き合う必要がある。まずは仕事の忙しさを言い訳にしないこと。

 

例によってオチはない。

富山県公式YouTubeチャンネルでクソ面白いShortsを見つけた件

こんばんは。

 

ネットサーフィンをしていたらちょっと面白い動画を見つけたので、こちらについて触れたいと思う。

 

https://www.youtube.com/shorts/7WZSWNnx0Pg

 

普段行政のチャンネルを観ることがないので驚いた。

どう県政に影響する動画なのか、どういう意図があるのか分からないが、観ていて気づいたことを書いていく。

 

①内輪感

何と言っても隠しきれない照れが動画の持ち味である。他の普通のYouTuberのチャンネルにはない独自の個性。移動時のそそくさ感は本物である。

正直に言うと、この動画が誰に刺さるのか具体的なイメージがわかないが、行政としてこれを出したということは、組織内ではGOサインが出たということである。

そう、組織としてはこれはOKなラインなのだ。正直私みたいなものからすればGOサインではないが、そういった感覚の欠如に内輪感を見た。

 

②声がない

演者の個性を見せる目的はないと思われるので、わざわざこのフォーマットを選ぶ必要がない。

「これは恐らくすでに存在するフォーマットだ」と思い、私は「2択 してみた」で検索した。やまほど出てきたので、これはかなり使われてきたフォーマットであることが分かった。素直に勉強不足である。

この動画はそれらに関連してショートフィードに載ることを目的にこのフォーマットを採用したと考えるが、足りていないものがある。それが声である。このフォーマットの動画で演者の声が入ってないものはこの動画以外になかった。

このフォーマットを使う狙いというのは大体が演者たちの個性等を見せることである(少なくとも見てきた範囲では)。演者たちの個性や性格の違いを表現するのにうってつけのコンテンツであり、違いを見せればそれぞれの演者に対する理解も深まる。

だから声を発することは重要だ。単に選ぶのではなく、その時に何を言うかが大事なのに、言いすらしていない。

 

③コメントができる

なんとこの動画のみ、視聴者がコメントすることを許されている。他の動画やライブ配信は全てコメントオフなのに対し、この動画だけはコメントできる。これは画期的である。そして動画の最後には「チャンネルへのご意見をお待ちしております」とメッセージが添えられている。今まで受け入れる姿勢がなかったのに、急に態度が変わった。さながらDV夫である。なお、この記事を書いている時点でコメントは0件である。

多分途中で切られてるか、関心を持たれていないかのどちらかである。

 

改善するなら

前述したように、この動画を出す意図を把握していないため、どういった形が適切かは全く分からない。

だが、私目線から言えることを2つだけ触れて終わりとしたい。

一つ目はフォントの色だ。撮影環境はしょうがないのだが、若干暗い。それを踏まえると、フォントが紫で二重につけた影も紫(+ぼかし)となっているのは視認性が悪いので、明るい色を採用した方が良い。個人的な好みを言えば、もっと太いフォントを採用した方が良い。

 

二つ目はテロップの位置だ。これはあるあるだが、Shortsは上に配置したテロップがよく見切れる。見やすくするためには上に置いた方が良いのだが、上に置きすぎると見切れてしまうので、調整する必要があるのだ。それ自体はこの動画を作った人も分かっていると思うのだが、恐らく組織内の決裁はYouTubeに上げた形ではなく、素の動画で回覧されていると思われる。つまり、決裁段階でこのミスに気づけない。ミスが残ったまま公開されるが、一度出した手前、取り消して再度アップロードということはできないと思う。これに関しては次回以降気を付けてねといったところ。

 

「作品の批評家気取りみたいな真似をしていると、作り手としてもう終わりだぞ」と心の中のラーメンハゲが説教を始めたのでここで書くのを終える。

 

例によってオチはない。

たにしゲーミングという光

こんばんは。

 

はてなブログのUIが若干変わっていて戸惑っているが、久しぶりの更新だから仕方ない。

 

今回はあるYouTubeチャンネルについて取り上げたい。その名も「たにしゲーミング」だ。このチャンネルが非常に素晴らしいということで記事にした。

 

このチャンネルの素晴らしいところはいくつもあるが、今回はその中から一点だけ取り上げる。それは「数字を度外視している」ということである。

 

数字とは何を指すのか。今回の記事では、単純に言うと再生数やチャンネル登録者数、動画からの収益といった類のものを指す。

たにしゲーミングはこれら数字を全く意識していない。する素振りすらない。好きなことを好き勝手にやっている。だが、それがいい

 

数字を度外視していることは自分を貫けるということである。人間というものは数字を意識すると、どうしても狂ってしまう。

 

再生数が欲しいから自分の作りたい動画よりも再生される動画を作ろうとするし、収益が欲しいから無理に長尺の動画を作ったりする。数字を意識して当初の自分の目的とはそれた行動をとるようになってしまう。むしろそうなれれば幸せな方で、大抵は自分の作りたい動画と伸びない数字で折り合いをつけることができずに動画投稿自体を辞めてしまう。そんな投稿者は何人も見てきた。

仮に動画を作り始めた理由が「自分の好きを発信したい」だったとしても、大体の人間は数字に惑わされ、「自分の好き」を書き換える。数字にはそれだけの魔力がある。

数字を度外視するということは、その魔力を一切受け付けないということであり、ほとんど誰にもできない素晴らしいことなのだ。

 

さて、たにしゲーミングが数字を度外視していると判断した要素についても触れておきたい。これに触れることは、そのままたにしゲーミングの特徴を述べることと同じだと思う。3つの要素を取り上げる。

 

①長い配信が中心

このチャンネルは1時間~6時間程度の長い配信が中心である。これはかなりチャレンジングな試みだ。なぜならば、人間という生き物は長々と配信を見続けるものではないし、アーカイブにしても、長時間の配信のアーカイブを見ようという人間はいないからだ。知っている人ならまだしも、赤の他人の長時間の配信を見ることはない。何が言いたいかと言うと、完全に新規を切っている。

数字が欲しければ新規が必要であることは間違いない。どうしても視聴者に飽きられることはあるし、前に進むためには新規客が必要なのだ。でも、そのための工夫をしていない。数字を欲しがっている人間の臭いがしない。

 

②ゲーム配信中心

ゲーム配信と言えばライブ配信の華である。需要が多い代わりに供給も多く、俗にいうレッドオーシャンだ。数字を考慮するのであれば、このレッドオーシャンに飛び込むよりかは、穴場のジャンルを開拓したり、トレンドに素早く乗る方が話は簡単だ(もちろんジャンルごとに需要の上限はほぼほぼ決まっているので、乗り方次第)。

それをあえてせず、ゲーム配信を続けている。しかもトレンドのゲーム等ではなく、自分のやりたいゲームをひたすらやっている。これまた数字を度外視していると判断した理由である。

 

③折れない心

普通の人間は、自分の動画がいつまでも2桁、3桁の再生数しかないと「自分は動画投稿を辞めた方が良いのではないか」と思いがちだが、このチャンネルは2桁、3桁の再生数を連発しても配信をやめない。絶対に絶対にやめない。数字にとりつかれた人間の所業ではない。

 

正直このチャンネルが羨ましい。私も数字の魔力に魅せられた人間だからだ。自分のしたいことと数字を天秤にかけ、折り合いをつけ続けている。再生してもらうために、よりよいサムネイル、長く見てもらえる動画を作り、「皆、観てねー!」と宣伝する。

しかし、このたにしゲーミングはそんなことはしない。配信できることそれ自体が幸せとでも言わんばかりに配信を続けている。数字なんか関係ないのだ。自分を貫く姿を見て、人として、敵わないなと思わされる。

 

最後に、たにしゲーミングの最新の動画を貼って終わりにしたい。

youtu.be

 

 

例によってオチはない。