自己啓発は嘘だと言う人は多い。私ももれなくそのうちの一人だ。なんなら嫌いと言っても差し支えない。
理由としては、マッチポンプ商法だから。需要(つまり、消費者側から見た問題)を自分で作り出しているやり方。
理想の自分や目標の達成を想像するのって自己啓発のあるあるだと思うんだけど、そうすると満足してしまって現実を見なくなる。あくまで周りの自己啓発家を見ての感想。
つまり、自己啓発をすることで目標に向けたアプローチができなくなる。理想の自分や目標の達成からは遠ざかる。そうすると現状に不満を持つようになる。
そこでまた現れるのが自己啓発本だ。これを読めばまた満足感を得ることができる。
自己啓発本を読んで満足感を得て……以下は繰り返しだ。
繰り返し読む人は自己啓発本を読むことが問題を産み出していることに気づけない。むしろ自己啓発本は満足感を与えてくれるプラスのものに見えてしまうのだ。
こんな綺麗なマッチポンプなかなかないでしょ。
もういっそのこと自己啓発本書こうかな。
ところでそんな私でも読んでいる自己啓発本がある。夢を叶えるゾウだ。
これが好きなのは自分を愛するとかそういう箸にも棒にもかからないことではなく、客観的な評価が可能な行動を示しているからだ。
読んでるのはこれくらい。
例によってオチはない。