正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

接骨院はマッサージ店ではない 気持ちよかった話

こんばんは。

 

今日は接骨院に行ってきた。接骨院に行くのは10歳の時以来だから実に十数年ぶりである。年末から首が痛くてたまらなかったので行ったのだが、むしろよく耐えたものだ。

 

ネットで近所にある接骨院を調べたところ、☆1つ、☆4つの場所が見つかった(それぞれ5段階)。きょ、極端すぎる……。

そこで私は☆4つの場所へと向かうことにした。レビューには「かわいい女性の先生がいるので女性でも安心!」と書かれていた。いや、別にレビューは関係ない。純粋に評価が高い方を選んだ方が良いと思ったからだ。いや、本当に。

 

接骨院に着くと、玄関から施術室(?)が見える構造となっており、男性の施術師が「どうぞ」とジェスチャーで伝えてきた。複数人でやっているんだろうな。

スリッパをはいて中に入ると、客であるご老人が2名に白い服を着た若い男性と中年男性。

 

……かわいい女性の先生は?

 

いや別に期待してなかったし。むしろ期待していたのは首の痛みがなくなることだし。

 

入って問診票を書くことになった。

若男「初めての方ですか?」

私「はい」

首だけでなく肩も違和感があるんだよな。問診票を書き進めていくと、原因を書く欄があった。あれ、原因ってなんだろう?思いつくのは自宅で逆エビ反りしながらPCを弄っていたことだと思うが、表現能力が未熟なためうまく書けない。悩んだが結局空欄にした。

 

問診票を渡すと、すぐさま問診が始まった。やっぱり複数人でやっていると回転も良いんだな。私の相手は中年男性の方がするようだ。

 

まず、椅子に座り今日はなぜ来たのかなどを聞かれる。なんかAVでもこんなインタビューあったな。

 

と、そこで一つ説明されたのが保険の扱いだ。ケガをしたその原因によって適用される保険が異なるからだ。例えば職務中にケガした場合は労災保険が、プライベートでケガした場合は健康保険が適用される。

中年「私どもとしてはどちらでも良いのですが、お客さんにとっては煩雑なので原因は健康保険が適用になるようなものをおすすめしています。」

 

お、おすすめか……。なんでも、後から自宅の方に書類が届くらしい。幸い私は今回家でPCを弄っていただけなので文句なしで健康保険の適用となるようだ。再び肩をさすられながら問診が続く。

 

中年「肩のバランスは良いですね」

 

人によっては高さが釣り合っていないことがあるらしい。首に熱いタオルを載せられた。ジワリと熱が伝わる。

 

中年「大事なのは血液の循環なんですよ。熱で血液を循環させます。ひどい人は逆に冷やすこともあります。」

 

多分、ここまでで準備運動的なものだと思う。今回4種類の施術を受けてきた。

 

まず、1つ目はその椅子に座った状態で、マイクを一回り小さくしたような器具で首や肩に電気信号を送る。これが不思議で、己の意思に反して体が動くのである。筋肉に電流を流すことで筋収縮を起こしているらしい。電気信号が送られるたび、ビクンビクン体が跳ねる。

 

中年「痛くないです?大丈夫ですか?」

私「(違う……これは体が勝手に反応しちゃうだけだから……んんっ!!!)大丈夫です……。」

 

声を上げないようにするだけで精一杯だった。

 

次にベッド(診療台?)へと移され、うつぶせになった。懐中電灯みたいな電気マッサージ器を体の背面に押し付けられる。足、太もも、腰、背中、首、手……何回か往復して終了。仰向けになっても同じように押し付けられた。この施術あたりから上半身が軽くなった気がする。

ブーンブーンと押し付けられるたび体がピクピク動いたが、最初ほどは感じなかった。

 

その次に中年施術師に誘導されたのがウォーターベッド。

 

中年「座りながら横になるとスムーズに寝れますよ。」

 

ベッドへの誘導が上手いのはやはり経験豊かだからだろうか。私は促されるままゆっくりとベッドへ沈んでいく。ウォーターベッド初めてだな。

ここでは水流がプピュップピュッと部分的に体に当たる(もちろん濡れたりはしない)。首には首輪が着けられ定期的にピリピリと電流が流される。カーテンが閉められて、

 

中年「じゃあ10分くらいこのままでお願いしますね」

 

まさかの放置プレイである。まぁ一緒にいてもどうしようもないけど。やはりこの業界も機械化が進んでいるんだなぁ。

10分後の私は微睡みの中。気持ちよくなって半分寝ていた。

 

最後の施術は、隣の施術台に移って首輪はそのままに、肩の下に電流の流れるパッドを敷いて寝るというものだった。このパッドも電流が流れる。若い男性に誘導されたのだが、横になるときにこれが女の子の目線の高さなんだなと腑に落ちた。謎の学びだ。

 

なんとここで初めて電流を痛いと思った。左肩だけだったが、ドンドンと突きあげるような痛みがあった。しかしそれでも眠気が持続していたのか、すぐに眠ってしまった。

 

起きたのは15分後。最後に湿布を貼って施術終了。かかったお金は1,190円。安く感じるけど、こんなもんなのかな。

またいつでも来てくださいと言われたし、時間が出来たら行ってみよう。

それにしてもレビューは当てにしちゃいかんね。いや、本当に。