始まりは4か月前に遡る。
8月に虹コンのツアーが始まるのを知った私は先行申し込みをした。倍率などよく分かっていなかったのだが、1つだけ申し込んだら運よく当選した。選んだ場所は名古屋。住んでいる場所から一番近かったからだ。
そして、そのライブが今日(日付的には昨日)終わった。終わるのが嫌になるくらい楽しかった。まだ余韻に包まれている。
今回はそのライブに限らず名古屋道中を記録として残したい。プライベートで遠出することってあまりないからね。
地元を発ったのは一日前の金曜日。名古屋行きの高速バスに揺られてやってきた。晩御飯を食べずに乗ったのだが、途中のSAで焼きドーナツと塩マドレーヌを買ったのは失敗だった。
この日の大きなニュースとして羽生竜王が無冠になったことが騒がれていた。3勝4敗。たった1つの星の違いがニュースになったのだ。
無冠の棋士の方が当然多いのだから無冠であること自体は普通のこと。でも、こと羽生先生となると周囲への影響も大きい。一方、広瀬先生は逆風(羽生先生がタイトルをキープすることや100期目到達を世間から期待されていること)をその身に受けながらも勝ち切ったことは素晴らしいことだと思う。
まぁ将棋の内容は見ていないんだけどね。
閑話休題。
そのニュースを受けて将棋ウォーズを久しぶりにやっていたんだけど、面白いほどコロコロ負かされるので将棋をやめようとおもった(n度目の引退)。イライラする~~~。
前の座席ではカップルがいちゃついていた。3列独立シートで相手の方に首を置くという離れ業をやるくらい熱々のカップルである。クリスマスを名古屋で過ごすのだろうか。
それを見ていると独り身の自分を引き合いに出して妙に悲しくなってしまった。ついでにそれまで感じていたイライラが急にどこかへ消えていった。
久しぶりに夜行じゃない高速バスに乗ったから新鮮だった。
名古屋に着いてからはイルミネーションを見ていた。雨だったのがつらい。
謎女性像やクワガ太郎みたいな顔したブリキ人形
名古屋駅には抱き合っているカップルが多くいて、季節柄なのかそういう土地柄なのかは分からなかったが、悲しみが深まった。なんか寒いや。
歩き回るのも疲れたので宿に向かうこととした。その日の宿泊場所は自遊空間名駅店である。ちなみにこの記事を書いているのも同場所。連泊だ。
今まで見てきたネカフェは店員さんにとやり取りして部屋が決まるんだけど、ここは会員は自分のカードで好きに部屋を取れる。いつか地方のネカフェでもこの無人化が採用されるかもしれない。
ここで、小腹が空いたことに気が付く。道中に買ったお菓子では到底足りなかったということだ。そこで、すごうまマヨカルビ丼の2倍盛を頼んだ。
ちくしょう!だいなしにしやがった!お前はいつもそうだ。
この丼はお前の人生そのものだ。お前はいつも失敗ばかりだ。
お前はいろんなことに手を付けるが、ひとつだってやり遂げられない。
誰もお前を愛さない。
すごうまマヨカルビ丼を頼んだこと、2倍盛を頼んだこと、はたまたSAで菓子を買ったことのどれが悪いかまではわからないが、完全にやらかした。気分が悪い。これは翌日にも影響した。
翌日、起きたのは8時頃。名古屋のヴィレッジヴァンガードで虹コンのイベントを行うらしく、その調べものをしていた。10時から11時くらいまで物販開始らしいということを知ったとき、時計は9時30分を指していた。2ショット撮影とかチェキをもらうには特典券が必要で、特典券を手に入れるにはお買い物しなくてはならない。
慌てて飛び出して同じビルの中にある銭湯に行った。アイドルに会う前には汗を出し切った清い体で臨みたいと思っていたからだ。もちろん、人と会う上でのマナーでもある。
銭湯を出た時点で10時過ぎだった。「さすがに今から行ってもまだ大丈夫でしょ~」と雑な読みをしていたが、のちに大きく反省することとなる。
10時40分。ヴィレッジヴァンガード名古屋中央店に到着した。どうやらこの店舗は来年早々に閉店するらしく、店内では20%OFFキャンペーンをやっていた。
ライブ後にもう一度来て撮ったので暗い
「ヴィレヴァン入るの初めてだなあ」と思いながらつらつらと店内を歩いていると、イベント会場が見えてきた。
全然間に合っていなかった。特典用の商品は既に売り切れで非常に残念そうなファンの皆さんを目にすることとなった。同時に私もその仲間入りだ。
ともあれ観覧無料とのことなのでイベントは見ていくことにした。開始時間まで店内の商品を見ていたが、似たような人たちが店内をうろついており、本来の店の賑わいとはまた違う雰囲気なんだろうなと思った。
12時、一般の入場も済んでついにイベント開始!と思ったらなかなか始まらない。どうしたのだろうか。
12時10分頃にBGMとともにメンバーが会場にやってきた!
加賀温泉郷フェス以来、ずっと遠目に見てきた彼女たちが近く(といっても数メートル離れてる)にいることに目がくらんだ。4か月待っていたんだ。
全然姿が見れないや。やっぱり身長が低いのって損だなぁと思った。だが、的場さんの対応により観客が前から順にしゃがんだ。これにより私を含む後方のファンも彼女たちの姿を見ることができるようになった。的場さんもそうだが、ファンの方々も素直だなあと思う。
鶴見萌さんが遅れるアクシデントには笑ってしまった。アイドルでも寝坊ってするんだなぁ。
元メンバーの大塚氏(物理)が目を光らせていた。
メンバーが思い思いにヴィレヴァン名古屋中央店での思い出を語っていく。私は当時のことを知らないのだが、それでもこのお店がなくなることが悲しくなってしまった。このお店が虹コンを応援してきた歴史が虹コンハウスや天井のポスターに残っている。もうね、文化遺産なんだよ。ユネスコが黙っちゃいない。
さて、イベントも終わり次のELLでのライブまで時間があるのだがどうしたものか。そう考えてTwitterを見ているとフォロワーが「名古屋に着きました!」とつぶやいているのを見つけた。
ここからこの名古屋道中記は流れが変わることとなる。