正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

ツーブロックゴリラ爆誕

こんばんは。

 

件の美容院は潰れることもなく、むしろ新店舗を出すなど積極的な経営展開を行っていた。

 

dramadmara.hatenablog.com

 

この記事以降、育毛剤を使用し、2週間に一度の定期ケアに通っている。1か月に1回は散髪も行う。

前の記事と重複してしまうが、基本的な流れはカット⇒マッサージ⇒洗髪という流れだ。最近はカットの前に撮影が行われる。それは私の眉目秀麗な見た目を撮影するのではなく、毛根の撮影である。自分から撮影してほしいと美容師さんに言ったにもかかわらず、結構ガチな対応でちょっと引いている。

でもこれで育毛剤やマッサージの効果が出ているのか時系列を追って確認できる。

 

その日の指摘事項としてはしっかり洗えているものの、頭頂部は乾燥気味。様子見することになった。

 

カットの段になり、普段と異なる流れ。美容師さんが突然「今日は私が髪型いじってもいい?」と聞いてきたのだ。今日は、どころか毎回おまかせしている私としては別に気にするところではない。むしろ気になるのはわざわざそんなことを聞いてきたことだ。

 

気にはなったものの、メロスが政治を分からないのと同様、私も髪型が分からない。「好きに弄り倒してください」そう告げて目を伏せた。完成してからのお楽しみだ。

 

耳をかすめるブンブン言っているのはきっとハエだ。バリカンではない。

ちなみに知らないとは言いつつもいくつかは知っている髪型がある。その一つがツーブロックだ。しかし、ツーブロックゴリラという言葉から連想されるイメージはあまり良いものではない。なんだよゴリラって。

あまり頭の上の方をカットしていないのは目をつむっていてもなんとなく分かった。きっと少ない髪を配慮してくれているんだろう。

 

「ちょっと眉毛も切るね」

なんともまぁ眉毛まで整えてくれるらしい。よくよく聞いてみると本来は料金が発生するらしいがサービスしてくれたらしい。

 

「終わったよ」

目を開けると、鏡に映っていたのはツーブロックゴリラだった。凛々しい眉毛をしたゴリラ。ここは動物園ではないのに。

「ねぇねぇ見てよw似合ってるでしょwww」

美容師さんはマッサージ担当の方にゴリラを見せた。なぜ笑っているのかゴリラには分からない。ゴリラには人の言葉が分からないから。

 

ゴリラには髪型がわからぬ。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。

 

まぁどうでもいいや。確かに前の髪型よりも良くなっていると思うし、ツーブロックにすることで結果として頭の形が悪いという弱点もカバーされているんだよな。なんで笑ってたのかだけよく分からないけど。

 

最後に美容師さんに「気づいてもらえると良いね」と言われたのが頭にこびりついている。ちなみに職場では誰からも髪を切ったことを気づかれなかった。

 

案外自分が気にしすぎなだけで周りからすればどうでもいいって話。とにかくしばらくはツーブロックゴリラでいく。

 

例によってオチはない。