正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

趣味を辞めるということは逃げではない

こんばんは。

 

最近、というほどではないが、4月中旬に趣味だった将棋を辞めた。

 

なぜ辞めたのか。単純に他のことの優先順位が上がったからである。仕事の勉強、読書、婚活など。

ただ、周り(特に将棋をやっている姿を知らない人)からはもったいないと言われることが多かった。本当に辞められるのかと新しく進研ゼミ始める中学生の逆みたいなことも言われた。

 

また、自分の中でもこれは将棋から逃げているのではないかという意識が若干あった。最近勝ててないから辞めるのか、人間関係に不満があるから辞めるのかと思われるのが嫌だった。

 

「今まで長くやってきたのに……」と言われることが多かった。日本人って長くやってきたものを大事にしたがる傾向があると思う。しかし、だからこそすっぱり辞めることは大事ではないか。

同じことに拘ってずっと繰り返すのは人生の限界効用が低くなる気がしてならない。もっと自分の世界を拡げるべきだと考えている。自分の好きなものって多い方がいいよね。

もちろん今まで大事にしてきたものを捨てるというわけではない。

ただ、横に置いておくのである。

これって友達関係にも似ていると思う。今の関係を大事にしつつも、昔の友達を切り捨てているわけでもない。あくまで自然の成り行きだ。

 

だから、趣味を辞めるのは逃げではないと思う。また、気が向いたときに始めればいいのである。

 

ところで、ここまで言っておきながら実は今日、将棋大会に出場してきた。予選は抜けたものの、トーナメント一回戦で負け。やりたいこと(その時の思いつき)をやれたし、力いっぱい指せたのだからそこまで悔いはない。あと、負けた後に「衰えてないね」と言われたのは印象的だった。力はまだちょっとだけ残っているんだなぁ。

 

またしばらく離れるつもりだが、戻って来たい。