正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

デバッグ作業の末に

今日は職場の忘年会だった。仕事が終わった後に職場近くで開催された。

 

私は終業時間が過ぎてから、脱兎のごとく職場を飛び出た。

駆け込んだのは近くのマック。なにせ今日は朝から何も食べずに胃にコーヒーを流し続けた一日だったのでお腹が空いていたのだ。食べ終わったころには忘年会遅刻の気配がしたのですぐに駆けだした。遅刻は許されない。

 

忘年会には無事間に合って、定刻18時から開催された。

 

刺身、手羽先など一般的なメニューが流れていく。淡々と食べていた。味が分からない。

 

この日は職場の後輩の結婚の報告もあった。非常にめでたいことで職場のみんなから祝われていた(私も祝った)。

 

こんな風に祝ってもらえる日がいつか来るのだろうか。

今年一年何も成果を出せなかった悲しさもちょっと顔をのぞかせていた。今は出てこないでくれ。

 

2時間経ったか経たないかぐらいで管理職の方に「体調が悪いので帰ります」と告げて帰った。

 

酒を飲まないつもりでいたのが幸いした。車でまっすぐ家まで帰った。

 

 

と言うと嘘になる。そこから私は隣の市のカラオケ店まで行った。

そう、ここまでが予定だったのだ。どのタイミングで抜け出すかということだけが問題だった。途中で忘年会から抜けても大丈夫なゆるゆるな職場で良かったと心から思う。

 

料理が全部出たら帰るつもりだった。

実行はほぼ予定通り。50代の昔話(昔のテレビ番組やおニャン子クラブの誰が推しだったのか等)が長くてうんざりしたタイミングである。

 

ところで、私の世代は将来そんな昔話をすることができるのだろうか。AKB48が流行ったね、くらいではなかろうか。昔と違って娯楽の幅に制限がないから皆がハマるものがバラバラでそういった昔話はさほど盛り上がらないかもしれない。

それはそれで寂しいと思う。

 

さて、今日行ったカラオケでは嬉しいことがあった。

 

実はいつも同じ店舗に行っているのだが、店員さんが私の事を覚えてくれていたのだ。人によってはむしろ店員さんに顔を覚えられたくないだろうけど。

 

店員さん「今日は年末料金なんでいつもより高いですよ 2時間までならいつも通りの金額です」

 

2週間に1回くらいのペースで行っていたし覚えていたんだろうな。いつも同じクーポン使ってるし。それにしても今日はとてもフランクに話せたなあ。

 

クーポンクソ野郎みたいなあだ名がついていたりして。別にいいけど。

 

ちなみに帰りも別の店員さんに「早く帰るんですね 良いんですか?」と一見さんには言わないだろう発言を受けたのでやはり認知されているようだ。

 

今日は広瀬香美の曲を入れまくった。キー調整すれば気持ちよく歌えそうだな―って思ってずっと調整していた。真冬の帰り道、ゲレンデがとけるほど恋したい、Promise……途中からは完全にデバッグ作業である。

 

 

歌い疲れてボーっとしてたらあるフレーズが頭に浮かんだ。

____ちょっと照れくさいけれど 君のために歌おう____

 

何の歌詞だっけー?と記憶を紐解いていくと、車のアルトのCMだったことを思い出す。そこから探っていって思い出したのがこの曲だ。大学生のときはカラオケでよく歌っていた。

 

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懐かしくなって久々に歌った。ところどころ忘れてたりするし、声が間延びして明らかに下手になっている。歌い疲れちゃうくらいだしやっぱり歳を取ってしまったのかな。練習も必要なんだろうけど。

 

さて、例えば悲しいときに特定の曲だけを聴くようにしていると、その曲を聞いたときに悲しい気持ちになることがあるらしい。

人の記憶と感覚はリンクしている。

 

この曲を歌ったときには懐かしく、そして楽しい気持ちになった。大学生時代はなんだかんだ言って楽しかったのかもしれない。

 

楽しい気持ちを思い出せて、いい気分で一日を終えられた。

 

明日体調について聞かれたらどう答えようかな。