正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

おじさんメールとSNS

こんばんワンコ!

元気にしてたカナ?オジサンは、先週気になってた駅前の居酒屋に行ってきたYO!

美味しくて家のお金まで使いこんじゃった(^_^;)ミンナニナイショダゾ 

最近職場でも話してくれないけど、オジサンが新入社員のコと話してて嫉妬しちゃっているのカナ?

ナンチャッテ(^_−)−☆

 

若干ストーカーチックな文章になったが、私なりにおじさんメールを作ってみたつもりだ。

 

そう、世間ではおじさんメールがブームを迎えている。おじさんLINEとも言うが、もう名前はなんでもいい。

今回はこのおじさんメールについて、その特徴と今推すべきおじさんメール作り手の紹介、なぜ男性の間でおじさんメールが認知されてこなかったかの推測をした。

 

 

 

おじさんメールの特徴

 

不完全な再現性

要素をいくつか選んで並び替えるという構成の簡単さ。どう構成しても大抵面白い。

上のメッセージでは①ダジャレ②中途半端なカナ文字を使う③おじさんを自称④聞いてもいない報告をする⑤異性としての意識をチラ見せ⑥ナンチャッテ構文

というシンプルな仕様で完成した。

 

 

上の文章が面白いかはさておいて、誰が作っても似たような、しかし世界にただ一つのオリジナルおじさんメールを作ることができる。

 

これってすごいことだと思う。クックパッドが流行ったのと同じで、要素さえ選んでしまえば誰でもアレンジして作れるというのがすごい。

 

おじさんの気持ち悪さ

私はおじさんメールを気持ち悪いと思ってしまうのだが、この記事を読んでいる方々はどうだろうか。

なんでそう思うかというと、卑屈さと下心がチラチラ見えてくるからなんだよね。おじさんは隠しているんだけど。

大抵のおじさんメールは女性を食事か何かに誘おうとしているのだが、最後につきがちなナンチャッテ(^_−)−☆などが妙に自信なさげに感じる。逃げ道を作っているようにも感じられる。

我々男性はこのようなメッセージを女性に送ってはならないと自戒するわけだが、無自覚にしてしまうときもあるだろうと想像する。だから言いすぎるわけにもいかないのだが。

 

おじさんメールの使い手

最近、とてもおじさんメールが上手い人を見つけた。もはや彼女のおじさんメールを見るためにTwitterを続けていると言っても過言ではない。それが虹のコンキスタドール根本凪さんだ。

 

dramadmara.hatenablog.com

 

 

この呟きでは相手の名前の漢字をわざと間違えるという高等テクニックを使い、句読点と絵文字の使い方もストライクだ。

もっと言うと、相手の清水理子さんもそれを見抜くおじさんメールに対する慧眼を持ち合わせている。「再現度」という言葉を使っているあたり、おじさんメールをもらっていたりするのだろうか。

 

これは本日の呟きだが、「理子チャンがニャンコチャン」の部分、「飼い主はボク…かな!?」の気持ち悪さは完全におじさんメール、いや、それ以上である。感心するしかない。

 

ここで気付いた。私は真のおじさんメールを受け取ったことがない。

 

 

おじさんメールは昔からあったが男性に認知されていなかった説

真のおじさんメールとは実在するおじさんからもらうおじさんメールという意味だ。

おじさんメールが最近ぽっと出てきたように感じる方もいるかもしれないが、ずっと昔からあったのではないかと思う。ただ、男性の目には留まることがなかった。おじさんは男に対してはおじさんメールを送らないからだ。

そのため男性に向けた注意喚起もされないままおじさんメールは配信され続け、女性を困らせていた。

 

ここから先は想像だが、そのような状況を変えたのがTwitterを代表とするSNSと、女性同士のおじさんごっこではないだろうか。女性同士のおじさんごっこSNSを通じて世界に発信されることで男性に可視化された。

Twitter上でも良いし、LINEのスクショでもいい。女性の世界でしか観測されなかったおじさんメールを男性の世界でも見ることができるようになったのだ。

 

多くの女性は特定の人間に対しておじさんメールを辞めてほしいことも、あげつらうこともできない。大体の人間は優しいし、変におじさんを怒らせたくないからだ。

だが、匿名性の高いSNSでは不特定多数に向けておじさんメールのキモさを伝えることができる。自分がどんな思いでおじさんメールを開いているのか伝えることができる。

 

そうしたTwitterの使い方が流行りだした昨今だからこそ、おじさんメールがこれまでの時代にないほど広く認知されるようになったのではないか。

根本凪さんの呟きを見てそんな風に感じた。

 

いつかはおじさんになるんだけどね……っていうかもう片足突っ込んでるな……。