正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

後輩に仕事の仕方を教えようと思う~私は伝書鳩~

 

こんばんは。
今、私はある仕事について副担当として携わっている。主となる担当は後輩くん。黒髪、眼鏡、規律正しくあいさつもする。
日本人が得てして想像しがちな「真面目」を体現したような人。


仕事の中身までは書かないが、ある案件について、彼が主に仕事相手とのやり取りを行う。私はそれを補佐するし、予定が重なった場合に会議などに代理出席したり。
表面上は上手くいっているように見えていたが、最近仕事相手から「〇〇してほしいと彼(後輩くん)に伝えてほしい」といったお願い事をされることが増えてきた。

 

いや、私を伝書鳩にしないでほしい。

 

なんとなーくではあるが上手くいっていない気がする。
もうちょっと詳しく書くと、仕事相手側が後輩くんに対して距離を持ち始めているように思うのだ。


仕事相手側が彼に対して強く言えないので先輩である私を通して伝えさせようとしている。かなり気を使っているように見える。
なぜそうなったのか、どうしてあげるべきなのかを考えたいと思って今回記事にした。

 

多分、ここで私が「仕方がない」と伝書鳩を引き受け続けたり、代わりに仕事の一部を請け負うことに意味はない。

 

このまま伝書鳩にされては私の時間がすり減ってしまう。それにずっと前ではあるが、「私がこの仕事の主担当です(手を出しすぎないでくださいという意味だと思う)」
ということを言っていたのでやる気自体はあると思う。それならば私を通さず仕事相手と上手くやっていけたほうが良い。

 

見ていて思ったのは後輩くんに①素早い連絡、②積極性、③建前の3つが足りないということ。裏返すと、それらがある状態にすれば状況は改善する。

 

 


①連絡は早くすること


基本的に彼の連絡はあまり早くない。だが、社会一般常識に照らし合わせて特別遅いわけでもない。
別に現状でも不満なし、と見えなくもないが、この仕事相手は早めの連絡を好む。というより予定が定まるのが急すぎる人たちなので、それに合わせるには秒速でメールを返信する必要がある。そのギャップが彼にはまだ掴めていない。
報告はすべてが完了してからでなくてもいい。「〇〇まで進みました、××日には提出します」といった内容でもいい。
現代人はいつまで待たなければいけないのか分からないという状態を好まないから、わかる範囲でも良いから連絡するべきだ。


②自分から相手と接しようとすること


仕事相手の気質がヤンキーっぽいので苦手としているのではないかと思う。いつの時代も真面目キャラはヤンキーが得意ではない。
そして彼からは相手のことを知りたいという気持ちが見受けられない。そういったところはまさしく私と似ている。
ただ、相手のことを知らなければ一体どうやって相手を納得させられる提案ができるだろう。どうやって相手の要望をかなえてあげられるだろう。

自分から話しかけてくだらない話の一つでもするべきなのだ。自分のことでもいいし、相手のことでもいいから話す。自分から接しようとしない限り、相手も自分がどんな人間か知ろうとはしない。

特にこの仕事相手の場合、相手のニーズを汲めるのはそのあとからだと思う。


③嘘をつくこと


嘘をついてもそんなに良いことがないものだが、馬鹿正直なのも考え物である。
もっとも、彼の場合、何かの理由に嘘をあてがうことはないのだが、理由を言うこともない。


私はその仕事相手との飲み会に何度か行ったことがあるのだが、「なぜ後輩くんは来てくれないのだろうか」という言葉を頂いたことがある。
理由を言わないから分からない。ここで何か理由があれば、印象が変わったかもしれない。


そのうち「なんで来ねーんだ!」に変化してしまうのではないかと気がかりだ。嘘でもいいから何か理由を言うべき。


聞かれてもいないのに言い訳を言う人に違和感があったけど、そういうのも実は必要だったりするのではないかと思う。

 

 

ところで私は彼のために何をしてあげるべきだろうか。もちろん上の①~③を伝えるとして。

彼は今、私が伝書鳩になっていることを知らないと思う。それは言わないであげた方が彼のプライドは守れそうだ。

今度一緒に仕事相手のもとに赴く際には同行して、終わった後にはどこがいけなかったか指摘しようと思う。自分で書いておきながら面倒くさいし、面倒くさい先輩である。