正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

19年前の自分へ

こんばんは。

 

19年前の自分に言っておきたいことがある。

 

今日の晩ごはんは定価75%引きのふくらぎの刺身だった。

 

お前がなりたかった大人ってこういう生き物なのか?

 

__今から19年前、授業参観の日だったと思う。ゆとり教育真っただ中、土曜日の登校だった。その日は10年後の自分、つまり20歳の自分に向けてタイムカプセルを送ろうという企画を行った。

10年後の自分へのメッセージ。あのとき自分が書いていたことははっきりとは思い出せないのだが、おおよその流れは思い出せる。

 

仕事には就いているのか。結婚できたのか。とにかく未来の自分に質問していた。

良く言えばこれから先何者にでもなれる自分への期待が読み取れるし、悪く言えば何者にもなれていないのではないかという不安がちらちら見えている。

結果としては半々といったところか。可もなく不可もなく。

 

でもきっと、期待していた大人にはなれていない。半額以下にもなった刺身を買って美味い美味いと食べるアラサー。小学生の自分の感性の豊かさに比べれば幾分も貧しい生活。

 

結婚できそうなのか。

 

これは先日実家に帰った時に言われたことでもある。その時の母の諦めたような笑顔が胸に刺さる。19年前の自分と同じことを言っている。なんだよなんだよ、先見の明ありすぎじゃん自分。ノストラダムスかよ。

 

返す言葉がなかった。刺さったナイフは抜けない。

 

例によってオチはない。