正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

実家に帰りたくない!帰省したくない!……帰らなくて良いんじゃね?

こんばんは。

 

実家に帰りたくない。と言いつつも、現在実家に帰ってきている。とにかく自室にこもっている。

今回は自分がなんでこんなに実家に帰りたくないのか、その理由を書き出してみたいと思う。

 

何もすることがない

これについては私以外も思うところだろうが、実家に帰るとできることの選択肢が減ってしまうのである。

例えばPCを使いたくてもアパートから持ち込まない限りは使えないし、読みたい本も持っていかなければならない。生活の基盤がすでに実家ではなくなっているので、必要なものはほぼない。

そのうえ時間は長くあるため、したいことを実質的に制限された状態で暇な時間を過ごすことになってしまう。独房にいるってこんな感じなのかなと思うけど、こんな状態でいると本当に自分はこのままでいいのか不安になってしまう。

 

食べ物の選択肢がない

これは帰るのが正月や盆だから、というだけではない。個人的な話にもなるが、嫌なものでも食べざるを得ない。例えばお腹がいっぱいだったり、体重を気にして食べない場合でも「お前、もっと食べろよ。せっかく用意しているんだから

その癖「太ったよね」などと親に言われるものだから意味が分からなくなる。いつまで中学生のときの食欲で生きていると思っているんだろう。まぁ食べる量を認識できないのはあまり帰らないのが理由かもしれないけど。

ちなみに食べるものだが、私の持病(潰瘍性大腸炎)と照らし合わせると家族の食べるものとは合わない。脂っぽいものや辛いものが食卓に上がってくる。体調が良いときは食べられるんだけど、良くないときはその後数日のことを考えて食べるのが不安になってしまう。そんなときにも「何故食べないんだ?」と聞かれるもんだから答えに窮する。

ちなみに親は私がこの病気にかかった当初、「お前の病気の負担にならないごはんにするからな」とレシピ本を買って意気込んでいたのだが、一か月ほどで普通のごはんを出すようになり、一人暮らしの意志が固まった。そんなこと言わなければまだしも、言ってすぐ辞めるのはどうなのよ。

まとめると、食べれないタイミングでも食べないことについて小言を言われるし、そもそもの食事内容自体が合わないのだ。

職場の人からは「実家に帰ればごはんが食べられるのに」と言われるものの、その理屈はどうも私には通用しないらしい。

 

子供のころに親を理解できなかったことが尾を引いている

これが一番大きいと思うんだけど、子供のころ、どうも親を理解できなかった。理解できなかったのは①理由を聞いても答えられない②気持ちを理解してもらった気がしないという2点が大きい。

 

①理由を聞いても答えられない というのは例えば「○○しろ!」と親が言うのに対してそれはなぜか?と聞いたことが何度かあるが、まともに理由が返ってきたことがない。今思えば聞く方も聞く方だが、答えられない方も答えられない方である。

もっと具体的に書くと、妹が大学受験するときの話(当時は大学におり、詳細はあとで聞いた)。

妹「△大学の□学部を受けようと思う。筆記試験を受ける。」

母「筆記試験より推薦入試とか、そういう楽な試験の方が良いんじゃないの?受けるにしても推薦入試と併願の方が良いんじゃないの?」

母「あと、□学部よりも看護学部とか、手に職つける感じのところの方が良いんじゃないの?」

 

母は何度かそう言ったらしいが、結局は妹は思うままに進学したらしい。正解だと思う。

そのあと母になぜそう考えたのが理由を聞いてみたところ、推薦入試の方が勉強しないで良い分楽だと思ってそう伝えたとのこと。私は推薦もやるとなると手がかかって筆記に集中できず共倒れになるのではないかと思うし、そもそも当時の妹の性分からして面談は突破できないことが容易に想像された。

可能性を否定するだけならまだしも、現状を見誤り筋違いな提案をしているのは理解できない。

また、看護学部に進学云々については本当に余計なお世話である。本人としては心配のつもりなのだろうが、その根底にあるのは不信なのではないだろうか。

 

②気持ちを理解してもらった気がしない

昔から何かあって子供が癇癪を起こしようものなら「寝ろ」とだけ言い話を聞いてくれなかったのを覚えている。その対応すべてが悪いというわけではないのだが、毎回それだと気持ちを理解する気はないのではないかと思ってしまう。

 

単に自分が他人に何かを押し付けられるのが気に食わないだけなのかもしれないけど。

 

実家へ帰省する/しないの考え方

まぁ帰省しなくても良いんじゃない?と思う。ただ、どんな決断をするにしても自分で決めるべき。親がうるさいから実家に帰るとか、世間体があるから帰るとかそういった決め方ではなく、強く自分の意志で「行きたい/行きたくない」と決めよう。

 

例によってオチはない。