正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

人の本音を引き出す方法

そんなものはない。

 

当然、人の本音を引き出す方法なんてあるわけがない。

 

ただ、最近人の秘密を聞かされる機会が多く、「他の人には言わないでほしいんだけど」って前置きから秘密を話してもらうことが多くなった。と言っても大体が大したことのない、でも他人には知られると不都合が生じるといったレベルの秘密だ。

 

このような秘密を言い出しやすい状況について共通点を見出したので5つ報告したい。()の中は有効だと思った暴露側の性別。

 

①それなりに話す間柄で2人きり(男女両方)

当然だが、2人で話すのが普通、という間柄でないと秘密は話す気になれない。

なぜ秘密を共有したくなるか。それはある種の親密さの確認や、(内容によっては)罪悪感からの解放が目的である。故に信用できる相手と2人きりでないと話せない。

 

②会話がワンサイド(女のみ)

女性と話しているとき、会話のペースって男性:女性が2:8だと思うんだけど、これが1:9くらいのときに秘密を聞かされることが多い気がする。この状態って、要は女性側が話したくて話したくて仕方ない状態ってことでしょう。

 

③暗い、近い(男女両方)

これは何故かよく分かっていない。酒飲む展開が多いってわけでもないんだけど。でも車の中の密室とかでも話してくれる機会は多い。

 

これって認知不協和を解消するためなのかな?

 

信頼できない人と密室にいる(認知)

→自分は信頼できない人と密室にいられるような人間じゃない(事実と認知の不協和)

→じゃあ今一緒に密室にいるこの人は私にとって仲の良い人なんだ(認知変更による不協和解消)

→仲が良いから秘密を話そう(秘密の吐露)

これはさすがに考えすぎかもしれないが……。

 

④聞き手の性格(男のみ)

基本的に私は無口、とまではいかないが相当口数が少ない人間だ。男性と話しているときには「お前口固そうだから言うけど」という枕詞を丁寧につけて秘密を話されるが、とんでもない見誤りだ。

相手が無口だと思うと話してしまうようだ。①は信頼によるものだが、無口は勝手に口の固さまで信頼されてしまう。沈黙は金雄弁は銀。

 

⑤会話のテンポをほんのり悪くする(男女両方)

これはめちゃくちゃ大事だと思う。楽しく話している相手にただ相槌を打っていると流れるように喋ってしまうため、秘密が存在する核心めいた部分に辿り着かずに会話が終わるからだ。

ところどころ微妙なタイミングで言葉を拾って突っ込む。揚げ足取りではないが、そうすることで相手の頭には秘密を出すかどうか考える時間が発生する。そうすると「これくらいの秘密なら言ってもいいんじゃないか」という意識が湧いてくる。

 

ちなみに私は人から聞いた秘密は「他の人には言わないで」とでも言われない限りはベラベラ喋る。もちろん言われたら絶対守るんだけど。

 

逆に言いやすい状況ってこんな感じだから、言いそうになったら一旦立ち止まるべきかもしれない。