正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

インフルエンザで外出できずに買い物難民化~ネットスーパーは偉大だった~

こんにちは。

 

これは昔Twitterでも呟いたんだけど、大学4年生のときに同じ研究室だった人がインフルエンザにかかってしまって、その人から「スーパーで○○と××買って来てくれない?」って頼まれたことがある。仕方がないので買ってきてあげたんだよ。人助けみたいなもんだ。ちゃんと代金は後日払ってくれてお金の問題はなかったんだけど、一つ気になってたことがあった。

 

彼にはお付き合いしている彼女がいるのだが、なぜ彼女を頼らなかったのか。

それを聞くと彼は「彼女にインフルエンザを移したくなかったからだ」と答えた。私は移しても構わない対象ということなのだろうか……と気持ちがモヤッとしたのだが、この件は「人を大事にするとはどういうことか」を考える機会をくれたので今となってはいい思い出として語れる。

 

 

さて本題。

インフルエンザに初めて罹ったお話をしたい。なお、この記事を執筆時点では無事熱が下がり頭痛などの症状も一部収まったところである。

ただ、症状が出ていなくても5日間外に出てはいけないと医者に言われたので家に籠っている。これって有休取得して対応することになるんだろうか。何でもいいけど。

 

あと、インフルエンザに罹ったときのために用意しておくものがあれば、と思って書いておく。

 

 

謎の症状で眠れない

……

月曜日の午前1時だった。なぜか眠れなかった。

全身に悪寒が走っている。何だこれ。霊感なんて生まれてこの方持ったことはない。ともすれば、普通に体調が悪いのだ。翌朝は遠方へと向かう用事があった。早く寝ないといけないのになんでこのタイミングで。

そのうち頭痛も始まった。ひたすら目を瞑っていたが、寝られるわけがない。

 

結局眠れず夜を明かしてしまった。ともあれ、その間何もしていなかったわけではなく、一連の症状が一体何だったのか調べていた。

熱を測ったのが午前5時。38℃は私としてはかなり珍しい高熱で、これらを踏まえるとインフルエンザと予想された。ふふって笑ってしまった。いやー、きついっす。メンヘラの相手や映画を見に行ったのが良くなかったかな。

dramadmara.hatenablog.com

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こんな夜更けにインフルかよ。

実は3連休に入る前から、目的地へと持っていかなくてはいけないお金を会社から預かっていた。なぜ預かっていたかというと職場を介さず直行する予定だったからだ。なんで今時現金でやり取りしているんだろうね。

とりあえずその日現地で落ち合う予定だった同僚にメールを送った。

 

「お金を職場まで持っていくから、代わりに持って行ってくれないか。悪寒とか頭痛とかやばいから短時間で引き渡したい(インフルエンザである可能性を考慮した)」

 

なお、この時点で既に自分で行くことは諦めている。頭ガンガンするしちゃんと歩けないし。

正直に言うと、お金を立て替えてくれたりしたら嬉しいなーと思っていた。しかし、そこまでは書かなかった。ちょっと早朝に現金で用意するには手間な額だったし。

 

午前7時頃、メールの返事を待っていても一向に来ないので諦めて職場に向かった。そうか、職場まで近いなら寝ていても仕方ないよね。「まさかブロックされているのか」とも思ったが、席の上に金を置いて息もせず帰ろう。

い、行きたくね~ というか、車の運転はちゃんとできるのか?

 

なんだかんだ運転することができた。

朝早いのもあり車は少なかった。歩いているときみたいに左右にぶれたりはしなかった。平衡感覚は崩れても手の感覚はしっかりしていたということか。悪寒がするくらいなのに車の寒さがそこまで嫌じゃなかったのは意外だった。熱が出てたからだろうけど。

 

お金はその同僚の手に渡るようその場にいた人に頼み、上司には一日休ませてほしいとお願いした。

 

帰りにはファミリーマートに寄って食料を買った。インフルエンザでなかったとしても恐らく今日はご飯を作る気にはなれない。サンドイッチとおにぎり、グリーンスムージーを買った。

朝のコンビニで朝食買う人って多いんだね。おにぎりがほとんどなくなっていた。

 

フラフラと部屋に戻った。車の運転よりも降りて自分の部屋に辿り着く方が辛かった。部屋に入っておにぎりを食べると泥のように眠った……わけではない。眠れたらどれだけ幸せだっただろうか。頭痛で寝れないんだなこれが。ただじっと天井を見る。

 

「天井のシミを数えているうちに終わるから……」なんて気休めすら聞こえてこない。頭の血管を軋ませる音だけ。っつーかこの天井のシミ~の表現は古すぎるな。

 

天井のシミも数え飽きたので最寄りの内科を調べた。どうも車で20分かかるらしい。えぇ……。クソ田舎すぎる……。これは深夜に調べたことだが、発症から12時間経っていないとインフルエンザかどうかの診断ははっきりしないらしい。陽性でも陰性の判定になることもあるとか。だから天井のシミを数えて待っていたわけだ。

 

診断の結果インフルエンザが確定

もう一度家を出るのは気が引けたが、車に乗って病院を目指す。この時は本当につらかった。職場に車で向かったときには自力で帰られる余力を感じていたのだが、今回は自信がなかった。

なんとか病院に着くと受付へと向かう。視界は時々朧気だったけど受付の女性はかわいかった。

夜更けからの症状を伝え、検温計を受けとる。家の検温計より性能が良いみたいで、結果出る速度が秒速なんだよね。で、出たのが39℃。上がってんのかよワロタ。

 

それからは検査のために長椅子で待っていた。どうもこの病院、老若男女問わず患者が多いみたいだ。この季節だと私のような人も多いようで、インフルエンザの疑いのある人もいる。先ほども触れた「発症から12時間経過しないと正確な診断結果が出せない」ということはもっと周知されるべきだと思う。私の隣にいた人はその日に診断が出来ないということになった。事前に調べることは大事だとも思った。

 

待っている間余りに暇だった。ただ座っているのが辛かったので5億年ぶりに将棋ウォーズをやった。私のノーマル三間飛車に相手は居飛車穴熊で対抗。なんとか力でねじ伏せた。頭痛もひどくなった気がしたので、呼ばれるまでイスで横になっていた。

 

名前を呼ばれて診療室に入ると、看護師がいた。椅子に座りマスクを外すように言われる。ティッシュで鼻をかみ、鼻の穴に細長い棒を入れられ何かを採取される。痛いや。

 

20分後くらいかな、今度は医者のいる診療室。そこで診断の結果が伝えられた。

 

A型インフルエンザだった。人生初のインフルエンザである。これにてめでたくインフルエンザ処女を卒業である。いや、したくはなかった。

 

「お薬出しときますね~」

 

村人Aかよってくらい聞き飽きたセリフを後に診療室を出た。あと、周りへの感染拡大を防ぐため5日間外出禁止らしい。昔と違って医者がインフルエンザに相対するのに慣れたということなのかな、余裕を感じた。支払前に職場にインフルエンザだったことを伝え、今週いっぱい休ませてもらうことにした。特に何も言われなかった。

 

でね、この薬が印象的だった。薬局では薬を3種類、炎症を抑える薬、咳を鎮める薬、解熱剤をもらった。これらは家で飲むもの。ちなみに、解熱剤は使わなかった。

これらに加えて薬局で吸引した粉末剤がある。それがイナビル吸入粉末剤だ。これ全額負担していたら1回で2000円かかるんだね。

この吸引が辛かった。おそろおそろ吸うと薬剤師から「それではダメ もっと強く」と言われたので心をダイソンにして吸い込んだ。これインフルエンザに罹っている状態でやるの辛いかも。

 

帰り道、またしてもファミリーマートに立ち寄って翌日分の食糧を買っておく。

インフルエンザと判明した以上あまりお店に行くものではないが、もうどうしていいか分からなかった。とりあえず食料を確保する必要があるったのだ。

 

帰宅後はサンドイッチを食べて、横になった。10時頃にはもう寝てしまおうと思って部屋を暗くしたのだが、これが眠れない。熱はまだ39℃。

この時感じた不思議な感覚があって、妙に自分の体が窮屈だったんだよね。自分の体が自分の体の形をした棺桶に入れられているような感覚。これ今でもよく分かっていないんだけど、熱に侵されていたのかな。そんなこんなでこの日もちゃんと寝付けなかった。

 

翌朝、回復傾向が見える

この日も起きて熱を測ると38℃だった。1℃下がっていることに安堵するも、まだインフルエンザが続くのかとがっくりした。頭痛も止まらない。気晴らしにYOUTUBEを適当に回遊するが、頭痛君の自己主張が強すぎて楽しめなかった。インフルエンザってめちゃ辛いんやな。

 

そして、この日でコンビニで調達したもののほとんどが失せてしまった。あとは冷蔵庫のものを適当に調理するしかない。翌日にその体力があることを祈って眠った。

 

症状が劇的に改善、勝利の味を知った

翌朝、熱は36℃台に到達。山は越えた。頭痛はまだあったが、それでも体が軽く感じた。クスリの チカラって スゲー!

気付いたことなんだけど前夜にめちゃくちゃ汗かいてたみたいなんだよね。あと謎の窮屈感も消えていた。発汗って風邪とかインフルエンザの治癒に効果あるのかな?

 

熱が引いたおかげか、前日よりも本や動画の内容がすっと頭に入ってくる。平常の状態って良いもんだね。

そんな状態だから、ちゃんとご飯は作れた。だが悲しいかな、冷蔵庫の食料もほぼ尽きてしまったのだ。

 

ここでやっと本題のネットスーパーに至るわけである。

 

今回学んだ教訓

そこで今回イオンのネットスーパーを使うことにした。

www.aeonnetshop.com

他にもネットスーパー探したんだけど、他には1軒しかなくて、こちらの方が早かったので選んだ。

ちなみに配達は近所のピザ屋さんが1軒だけ。い、田舎すぎる~~~。

送料は300円らしい。まぁいいかな。今注文したものを待っている状態。これがなかったらスーパーに行かなくてはいけないが、さすがにそれはダメだろう(コンビニに行っておきながら言うことではない)。

 

今回のインフルエンザ罹患を通して学んだこと

①食料はストックしておくこと

ネットスーパーがあると言ってもさすがに頼んでその日に来てくれるわけではないので食料が届くまでの備えは必要。ないと私みたいにコンビニへやむなく向かうことになる。

②インフルエンザの周辺情報を理解しておく

繰り返しになるけど発症から12時間経たないと診断できないとか5日間外出ダメとかその辺ってちゃんと知っておかないと損をしたり他人に迷惑かけちゃうでしょ。

いくら自炊できないからって2回目コンビニ行ったのは反省しています。

 

冒頭の話のように他力で乗り切るのではなく、自力で助かるためにはその備えも必要だなーと思い今回の記事を書いた。