正しい年の取り方

人生に迷うアラサー男が年相応になるまでの雑記

今生の別れと思い込むスタイル

こんばんは。

今回も完全な日記である。

3月は別れの季節。色んな人と離れていく中でどう気持ちを整理していくかっていうのは大人になればなるほど上手くなるはずなのに私はまだ下手くそなままだ。

 

先日、友人とお別れをした。なんとなく今生の別れな気がする。どんな友人かというと、↓の記事で今まで触れてきた友人だ。

 

dramadmara.hatenablog.com

 

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なんとなく彼女を遊びに誘った。彼女が4月に勤務先の県に戻ることは分かっていた。その前に会っておきたかった。これは本当に直感でしかないのだが、今会わないともう二度と会わない気がしていた。

 

二人で話した結果、カレーうどんを食べてから映画を見ることになった。

 

なんでもそのカレーうどん屋さんは行列ができるくらいの店で、彼女も行ってみたかったらしい。知らないお店だったが割かし近場にあった。

12時に現地集合と約束した。

 

盛大に遅刻した。理由は寝坊である。しかも集合時刻の30分後に目が覚めるという救いようのないレベルの寝坊だ。

何件もLINEのメッセージが来ていた。

「どうしたの?」「並んでるね」「先入ってるね」

やっちまった……!

 

店に駆け付けると彼女がカウンター席でうどんをすすっていた。「お連れのお客様ですか?」店員さんに促され食券を買う。

こういうときって変に重く言うと気を使わせすぎちゃうから普通に「スマン!」が正解だと思うんだけどどうなんだろう。

謝ると彼女は「いいよ」と返した。「事故にでも遭っちゃったのかと思って心配した」

いっそのこと怒ってくれた方が気が楽なのに。どっちにしろ気を使わせてしまった。

 

一人で待つ気分はどんなだったんだろうと考えると申し訳なくなった。

 

「映画、間に合わないね」

うどんを食べながらポツリと言われた。

完全に遅刻のせいだ。観ようと思っていた映画は観れなくなってしまった。なにせ、予定的にはその時間帯でしか映画は観れなかったからだ。映画を観ようと決めた段階で彼女は夜には別の予定があった。

 

「代わりにこれ見ようよ」

夜の予定はなくなったらしい。彼女は別の映画を指定してきた。私は断る是非もない。見に行くことにしたし、彼女の鑑賞代も全額払うことにした。

 

ちなみにカレーうどんはめちゃくちゃ美味しかったのでもう一回食べに行きたい。

 

映画を観にショッピングモールへ。

彼女の勤務先への土産を見て回る。何度も行ったショッピングモールなのに入ったことのない店がいっぱいで、いかに自分の行動範囲が狭いかということを痛感した。

逆に彼女は入る雑貨屋、手に取る商品、そして送る相手のことをちゃんと知っている。

自分の視野が狭いのか、彼女の視野が広いのか。

 

土産を見た後にゲーセンでちょっと遊んだ。

ビーマニ?とかいうゲーム。音ゲーで、以前一緒に遊んだんだけどめっちゃ楽しかったんだよな。その楽しんでいたのを彼女は覚えてくれていた。

 

やっぱり楽しいぜ(下手くそだけど)。でも、一人でやってもきっと楽しくないんだろう。

 

さて、見た映画はシティハンター。彼女がシティハンターを観ようと言ったのは意外だった。しかし内容は知っているようだし、こちらに気を使っているわけではないだろう。

 

実は私は見るのが二回目なのだが、それでも楽しめた。

冴羽遼はかっこいい。普段はちゃらんぽらんしてても決めるところでは決める。最近の物語のTUEEE系とは違う良さがある。

 

映画の途中、彼女は寝てしまっていた。物語の核心をつくシーンで寝てしまうとは。疲れていたのだろうか。映画で寝る人を初めて見た。

なぜこのタイミングだったかは分からないが、二人で過ごす時間の終わりを感じ始めていた。素直に映画に集中できなかった。

 

冒頭で触れた、二度と会えない予感がやってきた。

 

映画が終わると感想もほどほどに解散した。

「またね」なんてお互い言ったけど、なんかいつもと違う感じ。本当にもう会うことなかったりして。

 

彼女と会う度に自分の中で問答があった。私は彼女を異性として好きなのか、友人として好きなのかだ。

 

その日一緒にカレーうどんを食べているときに、彼氏の話をした。彼氏と上手くいってなくて不安で不安でたまらずに相談を受けたこともあった。

でも今はちゃんと元の鞘に収まったようだ。それを聞いて、聞けて安心した自分に気付いた。

 

答えは見つかった。